『良妻の掟』
装画/MIKEMORI 装丁/藤田知子カーマ・ブラウン 著、加藤洋子 訳/集英社夫の意向に従い、ニューヨーク・マンハッタンから郊外の古い屋敷に引っ越した、元キャリアウーマン、現在は小説家志望のアリス。
荒れ果て、相当な手入れを必要とする屋敷を掃除してみると、古い料理本や1950年代の雑誌などが見つかった。どうやらそれは、ここで亡くなったという前の女主人ネリーの持ち物。
庭と植物を愛する良妻の鑑ともいえる人生を送ったはずのネリーの深い秘密が70年の時を超えて明かされ、2人の間に時代を超えた友情が芽生える。トロント郊外で夫、娘、犬と暮らす著者の、北米ベストセラー作。
「#今月の本」の記事をもっと見る>> 『家庭画報』2023年5月号掲載。
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