マルタン・マルジェラ
20年間のクリエーションに驚く2つの展覧会
まずは、ベルギー出身の鬼才、マルタン・マルジェラです。この春、パリでは2か所でほぼ同時期に大規模な展示会が開かれ、今年はマルジェラの年と言えます。
マルタン・マルジェラ グラフィティに覆われた足袋ブーツ1991年。 © Françoise Cochennec / Galliera / Roger-Viollet「Margiela / Galliera 1989-2009」/ガリエラ宮パリ市モード美術館
1つ目は、パリ市のモード美術館であるガリエラ宮で開催されている、「Margiela / Galliera 1989-2009」展。タイトル通り、1989年に自身のブランドで初コレクションを発表してから、20年後の2009年に自らの名を冠したメゾンを後にして、モード界を離れるまでをカバーした回顧展です。
100体以上のルックや、ショーのビデオ映像、インスタレーションなど多角的な展示を通して、ファッションの枠組みを超えた革新的なクリエーションを続けていた、マルジェラの世界にふれることができます。
マルタン・マルジェラ 1991−1992秋冬コレクションから。ケープコート。© Julien Vidal / Galliera / Roger-Violletマルタン・マルジェラ 2008−2009秋冬アーティザナルコレクションから。ウィッグとヘアピースのジャケット。© Stéphane Piera / Galliera / Roger-Viollet「Margiela/Galliera 1989-2009」(「マルジェラ/ガリエラ、1989−2009」展)場所 Palais Galliera, Musée de la Mode de la Ville de Paris (ガリエラ宮パリ市立モード美術館)
10 avenue Pierre ler de Serbie 75116 Paris
電話 +33 (0)1 56 52 86 00
期間 2018年3月3日〜7月15日
開館時間 10時〜18時(火曜・水曜、金曜〜日曜)、10時〜21時(木曜)
閉館日 月曜
入館料 10€
http://www.palaisgalliera.paris.fr/en/exhibitions/margiela/galliera-1989-2009