洗う・巡らす・ブライトニングでくすみを一掃「もう一度、自信を持てる“冴え肌”に」 最終回(全3回) マスクを外す時間が増えた今、自信を持てるクリアな肌でいたいもの。肌がくすむ要因は乾燥、不要な角質、メラニン量、血流、肌構造の問題など多岐にわたり、さらに全身の健やかさとも関係しています。すっきり明るい“冴え肌”を手に入れるための3つの美容法をご紹介します。
前回の記事はこちら>> 肌質をアップしながら“冴え肌”へ「ブライトニング」
資生堂みらい開発研究所 シーズ開発センター肌室
柴田貴子さん美白薬剤の開発やシミ形成メカニズム研究に長年従事し、数々の美白製品を開発。現在は肌の色調に関する基礎研究グループのリーダーを務め、美白研究を牽引する。クリアな肌を手に入れるには美白ケアと並行して肌本来の力を引き出すことが大切です
「日本女性の美白への価値観は“白さ”から“透明感”へ、現在は、“内側からの輝き”を備えた自分らしい素肌感を求めることへとシフトしています。また、美容医療のシミ施術が一般的になったことで、かえって日々のスキンケアの大切さを再認識する人が増えています」と資生堂の柴田貴子さん。
単にシミを薄くするのではなく、「メラニンを溜め込まない肌環境」を整えることや肌の質を高めて透明感や輝きへとつなげることは、化粧品だからこそできるといえます。
近年の化粧品の進化については、「例えば資生堂では、肌の透明感に“科学的に”アプローチする研究にも力を入れています。独自の光解析技術で、透明感を従来の官能評価(見た目などの感覚による評価)ではなく、具体的に計測して数値化することが可能になりました。
また、年齢とともに透明感が失われる要因の一つとして、加齢に伴う内部散乱光の減少があることを同時につきとめています。ほかにも、シミやくすみの原因として、表皮細胞の内部環境や菌叢バランス(皮膚常在菌の状態)に着目するなど、多角的に研究を進めています」。
肌色悩みに化粧品が高い精度で応えてくれる時代。今こそブライトニングケアに肌を託してみてはいかがでしょう。