ただ一人のための香りを創造する――。オートパフューマリーとして半世紀の歩みを続けてきた「アンリ・ジャック」。日本には2022年に本格上陸しました。そして2023年春、銀座に世界10店舗目となるブティックが登場。扉の向こうには、豊かな香りの世界が広がっています。
イベント応募はこちら>> いつでも自分らしくいられる唯一無二の香りとの出会いは、日常を豊かにしてくれる。右・日本限定の香り。“レ・エッセンス”15ml「タンドレス ドゥ アンリ・ジャック」(フローラル/スパイシー)11万2200円 左・“レ・エッセンス”30ml「オンクシオン」(オリエンタル/ウッディ)27万600円/ともにアンリ・ジャック(アンリ・ジャック 銀座) 格調高い空間で“本物”の香りと出会う
「アンリ・ジャック」の香水が日本に上陸して1年余り。待ち望まれたブティックが、銀座・並木通りにお目見えしました。顧客を邸宅に招き、対話をしながら、その人だけのための香りを構築していく。世界中から集められた貴重な天然香料が、卓越した調香師によって唯一無二の香りとなります。伝統的な製法にこだわり、綿々と紡いできたオーダーメイドの歴史。その美しい扉が、遂に日本にも開かれたのです。
パリのアパルトマンに足を踏み入れたかのような落ち着いた空間では、真骨頂であるオーダーメイドだけでなく膨大なレシピから厳選された香水を手にすることができます。また、芸術品のごとき香水を貴重なアンティークチェストに納めたコレクションも見逃すことはできません。
“伝統と革新”を継承する世界に一つの香りの宝箱
銀座店オープンにあたり、18~19世紀にフランスでつくられた稀少な木製のアンティークチェストに“レ・エッセンス”を収納した限定コレクションを特別に販売。細部にまで手仕事の粋が宿る貴重な一点もの。
右・「エカイユ」“レ・エッセンス”15ml 5本セット(チェストのサイズ:縦11.5×横29.5×高さ10.5cm)222万2000円(予定価格) 中・「ラビリンス」“レ・エッセンス”15ml 15本セット(チェストのサイズ:縦18.5×横24.5×高さ10.5cm)815万1000円(予定価格) 左・「アコヤ」“レ・エッセンス”15ml 3本セット(チェストのサイズ:縦10×横17×高10.5cm)222万2000円(予定価格)/すべてアンリ・ジャック(アンリ・ジャック 銀座) 「クオリティ、創造性、本物であること――
どの香水ブランドとも違う特別な存在です」(アナリズ・クレモナさん)
アンリ・ジャックCEO アナリズ・クレモナさん 創業家に生まれ、香水を手がける哲学や情熱を両親から受け継ぐ。さらには、キャリアで培った戦略的な才能でメゾンを世界的ブランドへと導く。 オートパフューマリーとして世界中のセレブリティたちを魅了し続けてきた「アンリ・ジャック」を現在率いるのは、創業者夫妻の娘のアナリズ・クレモナさんです。自由な精神の持ち主であり独立心が旺盛。国際的に展開する香水のグループでキャリアを積んでいた彼女が、伝統あるメゾンを受け継ごうと決意したのは2010年のことでした。
「当時、アンリ・ジャックは存続の危機にありました。私は、両親が人生を捧げて築き上げたものをなくすわけにはいかないと思ったのです。世界中から1200種類もの貴重な原料を集めたラボラトリーをつくり上げるなど、なかなか一世代で成し遂げられるものではありません。そうした偉業を情熱をもって現実のものとした両親への尊敬の念が、私をメゾンへと呼び戻しました。そしてもう一つ、私はブランドに新たなページを書き加えたかった。そのためのビジョンは明確にありました」
アナリズさんはオーダーメイドで培われた3000を超えるレシピから50種類を厳選。2014年にロンドン、そして世界各都市でブティックを展開し、特別な顧客だけに許されていた香りが多くの人のもとに届くようになりました。
「アンリ・ジャックは、クオリティ、創造性、本物であることのすべてを備えた、どの香水ブランドとも違う存在だと自負しています。“本物”だからこそ、たとえば香水は手吹きのクリスタルボトルに納め、ゲストのかたがたには家のようにしつらえたくつろぎの空間で、じっくり時間をかけて自分のための香りを選んでいただきたいと思うのです」
「わが道を邁進するタイプ」と自身を分析するアナリズさん。揺るぎない信念のもと、メゾンの、そして香水の未来を見据えます。
通常30%でも高い濃度とされる天然香料を約100%使用した“レ・エッセンス”。一滴で芳潤な香りを放って。日本では19種類の香りを展開。 右・“レ・ブルーム”は、香料濃度を15~20%に希釈した、日常づかいしやすいスプレータイプ。ボトルのデザインを手がけたのはクリエイティブ・ディレクターのクリストフ・トレメール氏。自分の分身ともいえる香りを納めるのにふさわしい美しさ。手になじむ感覚も格別。中・稀少なアンティークチェストが、美術品さながらにディスプレイされている。左・オーダーメイドも開始。時間をかけたコンサルテーションにより選ばれ、南仏でつくられる唯一無二の香り。収納用のチェストも大きさ、色や素材を注文可能。 「アンリ・ジャック」の世界観が細部にまで息づく店内。フランス本国からアンティークの木材や家具を運んでつくり上げられた。クリストフ・トレメール氏が全ブティックを手がけている。 Information
アンリ・ジャック 銀座
東京都中央区銀座7–6–19
アンリ・ジャック×家庭画報 スペシャルイベントへ読者14名さまをご招待
ローラン・ボーニッシュ/フラワーデザイナー。フランス、高級住宅地ヌイイ市出身。100年近い歴史ある花店の4代目として生まれる。16歳より花の世界に入り、パリ老舗花店で経験。1998年母校EFP(イル・ド・フランスフローリスト組合パリフローリスト養成学校)派遣講師として来日。2014年東京田園調布3丁目に【 Laurent.B Bouquetier 】ローランベーブーケティエを設立。 「アンリ・ジャック 銀座」のオープンを記念して、家庭画報本誌とアンリ・ジャックのスペシャルイベントに読者14名さまをご招待します。当日は、香水をイメージしたお花のプレゼンテーションと最上級の天然香料からつくり出される香りの世界を体感してください。
■日時 2023年7月18日(火) 11時~15時予定
■会場 アルジェント(東京都中央区銀座3–3–1 ZOE銀座 8F/9F)
■参加費 無料
■募集人数 14名さま *応募者多数の場合は抽選となります
■応募締切 2023年6月30日(金)
このイベントのために用意された特別ランチコースもお楽しみに。※写真はイメージです。 お問い合わせ/家庭画報事務局
TEL: 03(3262)5851(土曜・日曜・祝日を除く10時~17時)
表示価格はすべて税込みです。 ●お問い合わせ アンリ・ジャック 銀座 TEL:03(3289)0068 撮影/Fumito Shibasaki〈Donna〉スタイリング/阿部美恵 取材・文/河合映江