例えば、冥王星。冥王星は1930年に発見された比較的新しい天体ですが、250年というその遠大な周期は、人類の歴史の大きな転換点をマークしているように見えます。
現在、冥王星は山羊座と水瓶座の境界あたりを行きつ戻りつしながら動いていますが、前回、冥王星が水瓶座に位置したときにはアメリカ独立やフランス革命が起こっています。
そしてその前、冥王星が水瓶座に回帰したときには大航海時代であるとともにコペルニクスがそれまでの地球中心宇宙をひっくり返し、太陽中心の宇宙観を打ち立てました。いわゆる「コペルニクス革命」です。
冥王星は物事の根本的な変容を象徴し、水瓶座はテクノロジーや科学技術、そして人類の普遍性を司っているとされます。18世紀の革命では人間の平等性が強く意識され、16世紀の宇宙観の革命ではこの世界の中における人間の立ち位置が大きく見直されることになりました。