では今回の水瓶座入りは何を予告しているのでしょうか。
具体的なことは冥王星が水瓶座をすっかり通過する20年後まで予言することは難しいのですが、一つ大きく考えられることは何といってもAI技術の劇的な発展です。皆さんはもう、ChatGPTは試されましたか。もしまだなら、ぜひトライしてみてください。
もちろん、人間と同じように文章を書くことはまだ無理ですが、それでも、一瞬で機械がこれだけ「書ける」ということに本当に驚きました。まだ試作段階といえる今ですらそうなのですから、あと数年もしたらいったいどうなるのでしょう。
また生きている間に声と、日記やメモをAIに学習させておけば、例えば死後にあたかも本人そっくりの声で、本人が考えそうなことを話してくれるようになる技術も開発されているそうです。その技術が発達すれば、下手な霊媒やイタコさんよりもずっと上手に(!)故人とコミュニケーションがとれるようになるでしょう。
つまり、AIは人間の存在とはいったい何なのか、ということを鋭く問いかけてきているわけです。
僕たちがコペルニクス以前の世界やアメリカ独立以前の社会を想像するのが難しいように、20年後には人は今僕たちが生きているこの社会をイメージすることは困難になっているのではないでしょうか。
それほど、僕たちは大きな時代の転換点の中に生きているのかもしれません。戸惑うこともたくさんあるでしょうが、この変化の風を感じられることを僥倖だと思うようにしようではありませんか。