国内のワイナリーも急増中！ 和の佇まいと洋の要素が絡み合った、多彩な日本ワイン

日本――和の佇まいと洋の要素が絡み合った多彩さ

日本ワインへの関心が高まっています。ワイナリー数も急速に増え、国税庁が発表した全国のワイナリー数（2021年調査分）は413場で、前年より44場増えました。47都道府県中44都道府県にワイナリーが存在し、最多は山梨県。日本で最も古くから栽培されている甲州種も、山梨県が96パーセントを占めています。



〈左〉Ajimu Sparkling Wine 2021（安心院スパークリングワイン 2021）

（1）CH100％ （2）白 （3）3509円 （4）三和酒類 安心院葡萄酒工房
大分県北部の濃緑の山々に囲まれた地にあり、盆地特有の寒暖差を生かした良質ぶどうから、食に寄り添う泡を生産。品評会では常に高得点を獲得している。昨年の「日本ワインコンクール」では2020年ヴィンテージが泡もの部門の金賞＆部門最高賞をW受賞。口あたりがよく、心和む味わい。

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〈右〉Aruga Branca Brilhante 2020（アルガブランカ ブリリャンテ 2020）
（1）甲州100％　（2）白　（3）6600円　（4）勝沼醸造
1937年、山梨県勝沼で創業。21世紀初頭、仏ワインコンテストで独自製法の甲州ワインが2年連続銀賞を受賞し、世界市場を視野に入れ始動。ラベルは有賀家の家紋をもとにポルトガル語を交えた和洋折衷。燦然と輝くブリリャンテと命名されたワインは気泡の密度も酒質も上質。

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スティルワインは、コンコードやナイアガラなどのアロマティックな品種がワイン入門者から人気。国際品種のシャルドネやメルロはフードフレンドリーな要素もあり魅力的です。泡ものは、北は北海道のケルナーから南は熊本の巨峰に至るまで、幅広い地域で多彩なラインナップが生産されているので、ワイナリー巡りもおすすめです。