棟方が彫った商品札の版木。「かきやま」は、おかきを意味する富山西部の方言で、それをもじって「柿山」と号したという。創業者・川合宣之と民藝の巨匠との親交を展示「かきやま総本舗 ギャラリー」
南砺の米菓メーカー「日の出屋製菓」の創業者である川合宣之の元へ寄せられた名品を展示するギャラリーが創業の地・福光新町にある「ささら屋福光新町店」裏に誕生しました。
宣之は、実業家だけでなく「柿山(しざん)」という俳号を持つ俳人としても活動し、棟方をはじめ、河井寛次郎や濱田庄司など民藝の巨匠とも交流したことで知られています。通常は非公開ですが、本誌読者限定で公開中です。
蔵に眠る品々を整理し、展示に踏み切った現会長の川合声一さん。富山県南砺市福光新町50
公開は火曜~金曜(祝日は休み、不定休あり)。
見学は希望日の7日前までにメール(sohonpo@hinodeyaseika.com)でお申し込みください。
撮影/本誌・西山 航 取材・文/直江磨美 協力/とやま観光推進機構、南砺市観光協会 イラスト/駿高泰子
『家庭画報』2023年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。