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土鍋で炊いた夏のスペシャリテ「とうもろこしごはん」をお目当てに、富山市へ!

2023.07.06

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石川・富山・ 福井「北陸」三都物語 第16回(全23回) 石川、富山、そして福井―。2024年に新幹線でつながる北陸3県は、その地の文化を発信する新たなスポットが次々と誕生し、今、最も注目を集めるエリアです。アート、伝統工芸、日本酒や美食処など、魅力溢れる夏の北陸をご案内します。前回の記事はこちら>>

御料理ふじ居(富山市)


御料理ふじ居とうもろこしを炭火で焼いて敷き詰め、土鍋で炊いた夏のスペシャリテ「とうもろこしごはん」。お米は、高岡市福岡町の赤丸米を使用。

大胆かつ優美な演出で、旅人を魅了


かつて北前船で賑わった岩瀬の大町通りに面した門に掲げられた暖簾をくぐり、カウンター席に座れば、眼前に広がる日本庭園に思わず目を奪われます。元廻船問屋の面影はそのままに、生まれ変わった建築空間で腕をふるうのは、ご主人・藤井寛徳さん。金沢の「銭屋」、京都の「味舌」で修業し、富山市内で開業。2019年に満を持してこの岩瀬の地に移りました。

まずは一献と、お酒を注文すれば、岩瀬で活動するガラス作家・安田泰三さんの盃がずらりと登場。自分好みの酒器でお酒を味わううちに、見目麗しい料理が供されます。


その演出も実に見事な中、正統なだしの奥深さを表現しているのが椀物です。同じ岩瀬に蔵を構える富山を代表する蔵元・満寿泉の蔵の中から毎朝汲んでくる仕込み水と利尻の中でも別格とされる香深(かふか)産の一等昆布でとる一番だしは、清らかで芳醇なうまみ。

そして、遊び心が光るのが季節のご飯。「これを目当てにいらっしゃるかたがいるほど。土鍋でたっぷり炊き、お土産としてお持ち帰りいただいています」と藤井さん。うれしい心配りに、帰る道中も心が弾みます。

御料理ふじ居

手前は、生け簀から取り出したあわびと夏野菜を肝醤油につけて味わう「あわびの水貝」。奥は、越中バイを炙った「ばい貝 わら焼き」。

御料理ふじ居

「冬瓜 かさご葛叩きお椀」。八尾のおわら風の盆を描いた椀は、蓋の内側は女踊り、外側が男踊りというご主人ご自慢のあつらえ。

御料理ふじ居

ご主人の藤井寛徳さん。

御料理ふじ居

岩瀬の五大家の一つ、宮城家跡に店を構える。

Information

御料理ふじ居

富山市東岩瀬町93

TEL 076(471)5555
営業時間 12時一斉スタート、18時~19時(最終入店)
定休日 月曜、第3火曜定休
  • 昼・夜ともに2万7500円 前日までに要予約
撮影/本誌・西山 航 取材・文/直江磨美 協力/とやま観光推進機構、南砺市観光協会 料理内容などは諸般の事情により変更になることがあります。掲載の料金には別途サービス料等がかかる場合があります。
『家庭画報』2023年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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