焦らずに、まずは主治医とよく相談を
ただし、小児がん拠点病院も含め、「血液がんの治療は比較的全国で標準的な治療が行われていますが、固形がんの治療は症例が少ないこともあって、治療方針が医療機関によって異なる場合があります」と話します。
「治療を急ぐ場合もありますが、病状が悪くならないうちに早く治療を受けなければと焦らずに、まずは主治医とよく相談し、不安なことはきちんと聞いたうえで必要に応じてセカンドオピニオンを受けるといいでしょう」。
小児がんでは治療後のフォローアップも最初の主治医が担当することが多いため、最初の治療をどこで受けるかは慎重に決めたいものです。
松本さんによると、保護者が情報を集めすぎて、振り回されるケースが見られるとのこと。小児がんについては下記のサイトが参考になります。
国立成育医療研究センターでは2017年に「小児がん医療相談ホットライン」を設けました。看護師が電話を受け、相談内容に応じて医師や薬剤師、チャイルドライフスペシャリストなどの専門家につなぎます。治療の詳細は電話ではわかりにくいので、セカンドオピニオンも受け付けています。
■参考になるサイト
● 国立がん研究センター「小児がん情報サービス」https://ganjoho.jp/child/index.html● 公益財団法人 がんの子どもを守る会(のぞみ財団)http://www.ccaj-found.or.jp● 特定非営利活動法人 日本小児がん研究グループ(JCCG)http://jccg.jp■相談窓口
● 国立成育医療研究センター 小児がん医療相談ホットラインTEL:03(5494)8159
営業時間:月曜~金曜(祝日を除く) 10時〜16時
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/cancer/hotline.html● 公益財団法人 がんの子どもを守る会(のぞみ財団)TEL:03(5825)6312(本部)/ 06(6263)2666(大阪)
営業時間:いずれも月曜~金曜(祝日を除く) 10時〜16時
Information
国立成育医療研究センター
東京都世田谷区 大蔵2-10-1
「家庭画報」2018年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。