真面目でファン思いな素顔がまた魅力的。「読者プレゼント用ですよね?」と、チェキに当選者へのメッセージも添えてくれた。――ウエンツさんにとって、舞台はどういう場所ですか?
「うーん……“発表会”みたいな感じですかね。だいたい1年に1本のペースで舞台をやらせてもらっているんですけれども、自分が今どういう精神状態でいるかを含めて、この1年間どう過ごしてきたかが如実に出てしまうので。もっと言えば、ファンの人達がこの1年どう過ごしていたのかを生で感じる場所でもありますね」
――奇しくも同じ時期に、WaTでデュオを組んでいた小池徹平さんも舞台に出演されますね。
「そうなんですよ。僕も奇遇だなと思ってます。それこそ、2時間ぐらいご飯を食べながらしゃべったなと思うくらい、舞台を観ると、今のあいつの状況はもちろん、この半年くらいこうだったのかなとか、色々なことが見えてくるので、今回も観に行くつもりです。そういう意味でも本当に“発表会”だなって思います」
――ウエンツさんが仕事をされる時に心がけていることは、どんなことでしょう?
「ひとことで言うと、“自分がもっといい人間になれたらいいな”ということ。人にどう思われるかで仕事をしていたら、しんどいなあと思うし、ありがたいことに、色々な役をやらせてもらったり、バラエティで色々な方とご一緒させていただく中で、自分自身を育ててもらっているなあと感じているので。もちろん、観ている方に楽しんでもらいたいという気持ちも、すごくあります。特に舞台は、お客さんがお金を払って観に来てくださるもの。そのプレッシャーを背負いながらやるからこそ、より成長できるんだな、と30代に入ってからは思えるようになりました」
――今後こうなっていきたいという展望はありますか?
「もっとオリジナリティが欲しいなと思っています。昔はそんなことをする余裕もなかったんですが、近頃、過去の成功例を追いかけ始めた自分を感じているので(笑)。辛い道を行きたいわけじゃないんですけど、きっと成功している人は、自分が本当に行きたいと思った道を行く勇気があった人だと思う。今そこに一番興味があります。というのも、周りの人や先輩が手招きしてくれた20代と違って、30代に入ったら急に野に放り出されたみたいに、誰も何も教えてくれないんですよ。だったら、結婚する予定もさらさらないことだし(笑)、色々なことに挑戦しようかなと。そうやって進んでいくうちに、いずれ誰かに追いかけられるような存在になれたら嬉しいですね」
※サイン入りチェキのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。 ウエンツ瑛士/Eiji Wentz
タレント・俳優
1985年、東京都出身。4歳からモデルとして芸能活動を始め、NHK教育テレビ『天才てれびくん』などに出演。また9歳の時に劇団四季上演によるミュージカル『美女と野獣』で俳優デビューする。芸能界を一時引退していたが、高校卒業を機に復帰し、以降、テレビ、舞台、映画など幅広く活躍。2016年の解散まで、WaTとして歌手活動も展開する。俳優としての最近の主な出演作は、映画『禅と骨』、ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』など。
ミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』4月8日~30日/日生劇場 S席1万3000円、A席8000円ほか お問い合わせ/東宝テレザーブ 電話03-3201-7777 5月に大阪、静岡、富山公演あり。
作詞・作曲/スティーヴン・ソンドハイム 脚本/ヒュー・ホィーラー 演出/マリア・フリードマン 出演/大竹しのぶ、風間杜夫、蓮佛美沙子、ウエンツ瑛士、安蘭けい、栗原英雄、木野 花ほか。
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