大原千鶴さんのお買い物帖
大原家の味を作るお豆腐やゆば、麩、お祭りに欠かせないさばずしをご紹介。
写真/内藤貞保 ・嶌本豆腐店 毎日のように通う、豆腐といえばここ! 電話 075(231)4045
・千丸屋本店 お気に入りは柔らかくて甘い「くみあげゆば」。電話 075(221)0555
・麩嘉 錦店 水がおいしい京都ならでは。粟麩が特にお好み。電話 075(221)4533
・満寿形屋 甘めの関西風さばずし。「極上鯖姿寿司」とご注文を。電話 075(231)4209
京都 8月の行事
・万灯会 8月8日頃から行われるお盆の伝統行事。1万坏あるいはそれに準ずる灯明を燃やして供養する。壬生寺、六波羅蜜寺、大覚寺、大原三千院などで行われる。
・六道まいり 8月7日~10日 六道珍皇寺は「六道さん」と親しみを込めて呼ばれる。冥界と現世の分かれ道にあるとされるこのお寺の鐘は冥界にも届くといわれ、お盆には鐘をついてご先祖さまを家に迎える人々の姿が多く見られる。
六道珍皇寺では順番を待ち、ご先祖さまのお迎えの鐘をつく。写真提供/六道珍皇寺 ・花背の松上げ 8月15日 お盆の精霊送りと火災予防・五穀豊穣を祈願する火祭。上桂川の河原にさしてある1000本余の松明に点火し、続いて約20メートルの檜丸太めがけ、小松明を投げ上げる幻想的な行事。
・五山の送り火 8月16日 精霊を彼岸に送り、無病息災を祈る盂蘭盆会の行事。京都盆地の周囲の山に「大」「妙」「法」、船形、鳥居形に火を点す。
五山の送り火は京都の夏の終わりを告げる行事。写真提供/京都五山送り火連合会 ・地蔵盆 8月23日~24日 古くから各町で行われる子どものための行事。地蔵尊を祀り、町内の児童を集めてすいか割りなどの催しが行われる。
●観光に関するお問い合わせ
京都総合観光案内所
電話 075(343)0548
写真/鈴木一彦
『家庭画報』2023年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。