新「軽井沢」で楽しむ夏 第14回(全25回) 古くから、文化人、芸術家、財界・学会などの知識人に愛され続けたこの地では、住民の見識・美意識が高く、“本物”しか残らない文化があるといわれます。本物の軽井沢文化を担う住み手の暮らしを追いながら、名門避暑地たる所以を探りました。
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軽井沢から、少し足を伸ばして小諸まで。散歩のおともにも、手土産探しにもおすすめの話題の新店3軒を巡ります。
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保時鳥(小諸)・
沢村ロースタリー 軽井沢(旧軽井沢)・ラ パティスリー タカヒロ タカヒロ(長倉)
La pâtisserie TAKAHIRO MARUYAMA(ラ パティスリー タカヒロ マルヤマ)(長倉)
上・「軽井沢苺のタルト」(680円)と「タルト・フロマージュ・セゾン」(626円)。仏仕込みのケーキやキッシュを地元食材で
離山通り沿いにある「La pâtisserie TAKAHIRO MARUYAMA」でパティシエを務めるのは、フランスの星つきレストランで腕を磨いた経験もある丸山敬寛さんです。
パリのカフェをイメージしたという店内で、地元でとれた季節の果物や野菜を使ったケーキやキッシュを味わえます。
「食材は自分で毎朝農家や市場に出向いて調達しています。大変ですが自信をもって堂々とお出しできるので今後もこのスタイルは変わりません」と丸山さん。
今後はキッシュプレートなども予定しているそう。昼食とカフェタイムを兼ねてゆったりと過ごせそうです。
手前から「蓼科豚と信州りんご」(626円)、「レモン香るハーブソーセージと地物青豆とスナップえんどう」、「たまり醬油の漬けマグロとオリーブ、ケッパーのキッシュ」(各616円)。テイクアウトで手土産にも。左側は広々としたカフェスペース。 Information
La pâtisserie TAKAHIRO MARUYAMA
長野県北佐久郡軽井沢町長倉2055-4
撮影/本誌・坂本正行 取材・文/露木朋子 ※表示されている料理は状況によってメニューや盛りつけが異なる場合があります。また、店の営業時間、定休日は時期により異なる場合があります。
『家庭画報』2023年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。