日本の美意識を現代的に解釈した衣服を提案する「matohu」と、草木染めの糸を手織りして唯一無二の色を表現する「アトリエシムラ」が、新たなブランド「hikariwomatou 光をまとう」をスタートしました。
matohuならではの長着が、hikariwomatouでもメインアイテムとして登場。服の上に羽織ればコートとして、前を閉じればドレスのようにも着られ、布地によって服の印象も変わる。上写真はブランドのテーマでもある“光”をイメージした布「光臨」で仕立てられたもの。長着58万円~(税抜)/hikariwomatou生まれたのは、「素肌で自然を感じ、心を優しく包み込んでくれる衣服」──。
初のコレクションには、matohuを象徴するアイテムである長着(軽い着心地のロング丈の羽織もの)とジャケットを中心に、ハンドバッグ、ショールのほか布の額装品も登場。布地はすべて、このブランドのためにアトリエシムラが染織したオリジナルです。製品ごとに、どの布で仕立てるかを決めてオーダーします。
服には、長着なら長着、ジャケットならジャケットに合った糸で織られた「その服のための布」が用いられています。同じパターンでも、アイテムのデザインに合わせて織り方を変えているとのこと。布とデザインが互いに共鳴し合い、美しい1着が生まれます。
ジャケットは身頃のどのあたりでどのように織り柄を変化させるかにまでこだわり、試作を何度も重ねたといいます。ジャケット48万円~(税抜)/hikariwomatou自然が生み出す色と光。その景色をまとう
暗闇に降り注ぐ光を表現した「光臨」など、コレクションに使われる布地は全8種類。布に込められた物語に思いを馳せながら、どれにしようかと選ぶひとときはこの上なく贅沢です。
和洋どちらの装いにも映えるハンドバッグは20万円~(税抜)。ハンドルは生地に合わせて木の種類を変えている。額装は、写真のように掛け軸のように飾っても素敵。すべてhikariwomatou完全受注生産で、手元に届くまで約10か月を要します。オーダーを受けてからその1点のための布地が織られ、丁寧に縫製されて製品へと仕上げられます。
植物から生まれる淀みのない色、糸一本一本からにじみ出すような光沢、それをまとったときの喜びと高揚感。生涯をかけて大切に着る服、特別な1着を求めている方におすすめしたい逸品です。
不定期の展示会や試着会のほか、平時は下記の「matohu椿山」または「アトリエシムラ京都本店」(電話 075-585-5953)でオーダー可能。サンプル数が限られるため、できれば事前にお問い合わせを。
hikariwomatou オープン試着会
すべてのサンプルを見て、試着できる特別な機会です(予約不要)。
2023年7月16日(日)まで開催中。
場所「matohu椿山」
東京都文京区関口1-35-17山水ビル301
時間 11時~18時(予約不要)
電話 03-6805-1597
ブランドサイト>>
https://www.hikariwomatou.jp/