台湾への旅行で訪れたい。地元マダムがおすすめする「開運スポット」

地元マダムがおすすめする「運気が上がる、パワーチャージスポット」へ

人々が風水を大切に暮らしている台湾には、運気が上がるといわれているスポットが数多くあります。特に御利益があると巷で評判なのはどこか。

前半にご登場くださった風水師・魏嘉誾（ウェイジャイン）老師、ジュエリーデザイナーのアマンダ・チウさん、「玖尹（ジョウイー）」オーナーの顔瓊姿（イェンチォンズー）さんに教わった、地元・台湾マダムお二方がおすすめする厳選情報をご紹介します。

・九份（ジョウフェン）

・北投温泉（ベイトウウェンチェン）+陽明山（ヤンミンシャン）
・國立故宮博物院（ゴウリグーゴンボーウユェン）／南街得意（ナンジェダーイ）／春餘園子
・龍山寺（ロンシャンスー）（8月9日公開予定）
・松山慈祐宮（ソンシャンヅヨウゴン）（8月10日公開予定）
・行天宮（シンテンゴン）（8月10日公開予定）
・大龍峒保安宮（ダーロンドンバオアングウ）（8月14日公開予定）

〔歴史と文化〕國立故宮博物院（ゴウリグーゴンボーウユェン）

宝物と芸術品を愛でながら、時の流れに思いを馳せる

広大な敷地に、宋・元・明・清四朝の宮廷の所蔵品を収蔵する台湾随一の博物院。館内には今では作ることが叶わぬ、稀少な原料に伝統技法を凝らした品々を展示。なかには吉祥の象徴である丸や虎など、往時より大事にされてきた開運のシンボルも。

「歴史的な文物に触れることは年月と感情を大切にし、人生の意味を考えるきっかけにもなります。心によい場所は風水的にもよい地だといえるでしょう」と魏老師。

1階～3階の展示室の中で必見は象牙彫刻「雕象牙透花人物套球（ちょうぞうげとうかじんぶつとうきゅう）」（写真右上）。常設展だけでなく新たな切り口で開催される特別展も内外から注目を集める。



國立故宮博物院
台北市士林區至善路二段221號　（開）9時～17時　（休）月曜
https://www.npm.gov.tw（日本語あり）

〔茶藝店〕南街得意（ナンジェダーイ）

伝統建築のレトロな雰囲気に身を委ねる

1920年前後。ここ迪化街（ディーホアジェ）が貿易の窓口として賑わいを見せていた頃の雰囲気をモダンに再現した茶藝館。およそ100年前に建てられた伝統建築をリノベーションし、家具や照明もすべて同時代のヴィンテージにこだわり、当時さながらの内装です。「近くに縁結びの廟もありますよ」と顔さんが教えてくれました。

小瓶から好みの茶葉を選ぶと、オリジナル茶器と共にドライフルーツ、台湾菓子がサーブされる。差し湯をしながらゆっくり味わって。

南街得意
台北市大同區迪化街一段67號2樓（民芸店の2階）TEL：02-2552-1367（内線21）（営）10時～18時30分　不定休　メニュー：19種から選べる茶葉1種と9種の茶菓子のセット（NTD280）　https://www.facebook.com/TeaDelight

春（チュン）餘園子（ユユェンズ）

台北郊外淡水（ダンスェイ）の隠れ家的一軒家で、珠玉の一服をいただく

「静けさの中で頭の中が整理され、新しい決断ができる開運の場所」とアマンダさんがすすめてくれたのがこちら。オーナーの暮らし方や美意識が伝わる隅々まで整った空間で、食事前か後にティーセレモニーを楽しめます。

茶通が思わず唸るそのおいしさの秘密は、敷地内の湧き水を使っているから。台北から約1時間、わざわざ訪れたい場所です。

掘りごたつ式の茶室ではご主人と向き合って座るのがおすすめ。一煎一煎ごとの味の変化に酔いしれたい。庭を挟んだ反対側がレストラン。



春餘園子
新北市淡水區泉州厝36號　TEL：02-2626-6699（完全予約制）（営）11時30分～20時（14時30分～17時はティータイム）（休）月曜・木曜　メニュー：茶葉1種1煎のみと季節の茶菓子セット（NTD1000）、4種から2種の茶葉を選ぶ台湾式のティーセレモニーのコース（NTD2000）

＊いずれもお茶だけの予約は受け付けておらず、NTD2600のランチまたはディナーを予約したかたに限りアフタヌーンティーを楽しめる。
https://www.instagram.com/chunyuyuanzi