現在、常に生活を共にしているツアーメンバーは、ブルーマン、バンドさん、裏方さんなど全体で約30名ほど。家族連れで参加している私たちを、どんな時でも快くサポートしてくれる素晴らしいメンバーに恵まれています。
うちの息子の誕生日、息子の歯が抜けた日、ちょっと背が伸びた……..など私たち家族の小さな記念日を、まるで本当の家族のように喜び、祝ってくれる温かい人たちです。
息子の6歳の誕生日には、みんなでバースデーブレックファーストを。私が用意したパーティハットを、みんなとっても嬉しそうに被ってくれました(笑)。キャプテンである私の夫が常日頃から口にしているのは「僕たちブルーマンは裏方さんたちの力がなけれが何もできない」ということ。移動が頻繁に続くツアーでは、会場が変わるたびに徹夜でセットを解体し、運び出し、数時間の仮眠をとったのちに移動。そして新しい会場に到着すると、また膨大なセットを運び入れ、組み直すのです。
何か問題があり、通常より時間を要す場合は、そのまま寝ずに初日を迎えることもあります。
photo by Terry at Push+Pull Pedalsそしてショーの中では、ついブルーマンだけに目が行きがちですが、実は後ろのバンドさんたちも凄い!! エンタメの本場、アメリカで難関オーディションを勝ち抜いた人たちです、その実力と才能は折り紙付き。メンバーの中には、先日、グラミー賞を受賞した若手シンガーの専属ドラマーを務める凄腕ミュージシャンもいるんですよ!
「こんな才能ある人たちと共に舞台に立てるなんて、僕たちは本当にラッキーだよ」と話す夫。常に自分たちブルーマンより、それを支える周りの人を高く評価し、敬意を払っています。そして、私はそんな腰の低い夫を誇りに思うのでした。