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医師の診断を受ける「風邪ですね」に込められた本音

2018.03.23

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「重い病気ではない」と、とりあえず安心してよい


平松昭子

医師が患者にすべてを正直に話すことが最善とは限りません。もし「ぜんそくか肺炎か肺がんの可能性も数パーセント程度はあります」などと告げたら、患者は混乱し、余計な不安を抱かせるでしょう。風邪に似た症状を風邪と診断するのは、適切な医療といえます。

したがって、医師が「風邪ですね」といったときの「風邪」とは「風邪のようなもの」の総称であり、「おそらく4、5日でよくなる」「すぐに入院しなければならないような重い病気ではない」という意味なのだと理解すればよいでしょう。


同じことは、肩こりにもいえます。肩こりを見つける血液検査はなく、MRI検査を行っても証明することはできません。よくある病気や症状ほど診断が難しいのです。
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