新「軽井沢」で楽しむ夏 第21回（全25回） 古くから、文化人、芸術家、財界・学会などの知識人に愛され続けたこの地では、住民の見識・美意識が高く、“本物”しか残らない文化があるといわれます。本物の軽井沢文化を担う住み手の暮らしを追いながら、名門避暑地たる所以を探りました。
前回の記事はこちら＞＞ 軽井沢通に聞く「私の“本物印”軽井沢」
軽井沢ライフを豊かにする憩いの場やアートスポット、美味処などについて、『家庭画報』本誌ゆかりの軽井沢通に伺いました。
料理家
川上ミホさん
軽井沢から少し足を延ばせば、日本ワインの有数の産地があります。新興系の「ドメーヌ・フジタ」「グラン・ミュール」や老舗の「マンズワイン 小諸ワイナリー」など、気軽な遠足気分で出かけて、帰りに「カタヤマ肉店」のシャルキュトリーを入手したり。
そんな美味とともに友人知人たちと集えば、「その人の素顔」で軽井沢の時間を過ごしているかたが多くて嬉しくなります。みなさんを惹きつけるのは、先人たちが守ってきた豊かな自然と文化、そして軽井沢特有の空気感なのかもしれません。
「カタヤマ肉店」のソーセージやアウフシュニット。本場ドイツで修業したご主人が手がける。撮影／本誌・坂本正行カタヤマ肉店長野県北佐久郡御代田町馬瀬口456-2
TEL：0267（32）3539
（開）10時～19時 水曜・日曜定休
取材・文／露木朋子
『家庭画報』2023年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
