『梅おばあちゃんの贈りもの』
装丁/漆原悠一〈tento〉乗松祥子 著 内田也哉子 ゲスト/誠文堂新光社梅干し作りの名手、“梅おばあちゃん”こと乗松祥子さんの春夏秋冬の梅仕事を4年間かけて追った一冊。
日々の食事や梅養生のこと、幻といわれる杉田梅について、「辻留」勤務時代や白洲正子、中川幸夫らとの思い出話などが綴られる。
秘伝の梅干し、梅肉エキス、梅酒、梅ジュース、梅ジャムの作り方をはじめ、梅酢を使った料理レシピも掲載。
終章には、家族ぐるみでつきあいのある文筆家・内田也哉子さんとの対談も。梅に一生を捧げる乗松さんの語りは梅の精のごとく、読むとすっきり、元気になれる。
「#本」の記事をもっと見る>> 『家庭画報』2023年8月号掲載。
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