早起きはダイエットにも効果的。早く起きて日光を浴びることによりメラトニンが十分に分泌されるため、夜になると自然に眠くなる。とはいえ、夜型を朝型に切り替えるには就寝時間を早める必要があり、それほど簡単ではありません。
そのコツについて池田先生は「寝る時間を一気に2時間早めるのは難しいため、30分ずつ段階的に早めていき、最終的に22時~0時に就寝するようにしたいものです」とアドバイスします。
また、眠気がなくても就寝時間にはベッドに入る、途中で目が覚めても起床時間まではベッドから出ないといったことも大事だそうです。
「生活パターンを変え、習慣化するには約3か月かかります。しかし、朝型が定着すれば減量効果はすぐに表れるでしょう。自律神経を整えることにも役立つので、夜型の人は朝型にすることをおすすめします」
●朝型生活に変えて減量に成功!
『科学が証明!「食べる時間」ダイエット』(池田充宏著・徳間書店刊)を参考に作成池田先生が減量指導した実例では、2時の就寝時間を段階的に早めて0時に変更。朝型が習慣化した最初の1か月で6キロの減量に成功。その後も体重を維持しリバウンドすることはなかった。
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記事一覧はこちら>>> イラスト/平松昭子 取材・文/渡辺千鶴
『家庭画報』2023年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。