奈良市では、今年の12月に8つの資産で構成される「古都奈良の文化財」が世界遺産登録25周年を迎え、秋から来春まで様々な記念事業が開催されます。今回は25周年を前に、古都奈良の悠久の時を伝える名所が幻想的な灯に照らされる、夏ならではの行事を紹介します。
「奈良若草山トワイライト・夜景観賞バス」
写真提供/奈良市観光協会若草山山頂へ夕日と夜景を見に行く「奈良若草山トワイライト・夜景観賞バス」が運行されています。青々とした芝生に包まれた、三つの笠を重ねたような愛らしい姿の山・若草山で見る、美しいサンセットは、きっとこの夏の忘れられない思い出に。
運行日:2023年8月5日(土)~14日(月)の毎日、19日(土)・20日(日)、26日(土)・27日(日)
往復料金:大人(中学生以上)600円、 子ども(小学生)300円(税込み)
公式サイト:
https://narashikanko.or.jp/event/twilightbus/
東大寺「万灯供養会」
写真提供/東大寺世界遺産・東大寺の万灯供養会は、大仏様に灯籠をお供えして諸霊を供養する行事。この期間だけは、大仏殿の観相窓から、灯に照らされた大仏様のお顔を拝することができます。大仏殿前の石畳には約2500基の灯籠が整然と並べられ、その厳かな景色に心が震えます。
日時:2023年8月15日(火)19時~21時30分
公式サイト:
https://www.todaiji.or.jp/
春日大社「中元万燈籠」
写真提供/春日大社世界遺産である春日大社で、2月の節分と8月14日・15日の年2回だけ行われる行事。平安末期より今日に至るまで、貴族、武士や庶民から寄進された約3000基もの石燈籠・釣燈籠に灯をともし、諸願成就を祈願します。まるで古にタイムスリップしたかのような幻想的な時が流れます。
日時:8月14日(月)・15日(火)19時~21時30分
公式サイト:
https://www.kasugataisha.or.jp