まばゆい輝きを実現する粒揃いのダイヤモンド
カラー、クラリティともに最高グレードのダイヤモンドを見事に揃えた、圧倒的に美しいネックレスとイヤリング。また、大粒のリングはジュエリー史に燦然と輝く原石「レセディ ラ ロナ」からカットしたもの。この上ない最高峰の煌めきが、ここにあります。ネックレス(Pt×WG×ダイヤモンド計96.12ct)6億2790万円(参考価格) イヤリング(WG×ダイヤモンド計17.06ct)9156万円 リング(Pt×ダイヤモンドセンター10.09ct)3億7280万円/すべてグラフ ●お問い合わせ/グラフダイヤモンズジャパン TEL:0120-667-687極めてレベルの高いダイヤモンドの揃え方
解説/山口 遼(宝石史研究家)
もう何年振りでしょうか、ダイヤモンドだけのパリュールとして、これほど凄いものを見るのは。「グラフ」のネックレスとイヤリングと指輪の3点セットですから、正式にはドゥミパリュールというべきでしょうが、まあそんな事はどうでもよい。とにかく啞然とする名作です。
使われているダイヤモンドは、ラウンドカットも少しはありますが、中心はマーキスカットとペアシェイプカットのもの。特に指輪のダイヤモンドは、グラフが自らカットした1109カラットの原石「レセディ ラロナ」から削り出した10カラット以上。完璧なカットです。
なかでも凄いと思えるのは、ネックレスの垂れ下がりや、イヤリングの中央に使われているマーキスカットです。これは下手なカットですと、中央の横方向にボウタイのような白い部分が見えるのですが、グラフのマーキスカットにはそんなのは一つもありません。
このジュエリーの凄さは、専門家でなければなかなかわかりません。これだけの数の、さまざまな大きさやカットのダイヤモンドを使ったジュエリーを作るには、ここに見えているダイヤモンドのおそらく5倍、10倍の在庫を持たなくてはならないのです。ダイヤモンドという石は、それほどに繊細な違いがあるのです。
そうした膨大な在庫から、しっかりと合うものだけを使う。これはグラフが最も得意とするところで、グラフにしかできない、見事な作品といえます。
表示価格は税込みです。
撮影/栗本 光
『家庭画報』2023年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。