石灰岩が再結晶化してできる大理石。気の遠くなるような時の流れを経て生まれた独特の色調や模様は、まさに地球が生んだアートです。そんな天然石を塊のまま削り出したのが、新作キッチン「サイ」。その唯一無二の魅力に迫ります。
光を受けて浮かび上がるのは、世界で二つと同じものが存在しない天然石の模様。東京・名古屋・大阪のショールームには、「サイ」専属のスタイリストが在籍し、石の選定から搭載機器のカスタマイズまでナビゲート。右の新作「サイ」のサイズは、W305×D65(シンクD95)×H95cm。参考価格3300万円(加熱機器、水栓、レンジフード別途)。※天然石の種類やサイズによって価格は異なります。※ダクトや配線カバーなどの付属部品および配送料・施工費は別途。シャンデリア「リニア」(W122×D16×H40cm)169万1800円/ともにトーヨーキッチンスタイル
好みの大理石を選ぶところから始める世界でただ一つのキッチン
従来のように素材を薄くスライスするのではなく、無垢の天然石を“まるごと”用いることで、ダイナミックな自然美と迫力を余すところなく表現した新作キッチン「サイ」。
美しく磨き上げられた鏡面と削り出されたままのラフなカットが同居するフォルムは、まるでアートピースのような存在感を放ちます。
その硬質で重厚な形に合わせて、調理台とシンクが一体になった同社独自のパラレロシンクを「サイ」専用に開発。「洗う」、「切る」、「盛りつける」といった作業のすべてがシンク内で完結するため、最小限の移動で複数の調理作業が可能となります。
「サイ」のために開発された奥行きのあるパラレロシンクを挟み、シームレスにつながるワークトップの模様が美しい。加熱機器や食洗機などは好みに応じてビルトイン可能。
なお、このシンクは鈑金(ばんきん)から溶接、研磨まで、すべて熟練の職人による手仕事で仕上げたもの。「サイ」が備えたドラマチックなまでの風格は、匠の技と、自然が育んだ天然石が融合した結果、生まれたものといえるでしょう。
たとえ同じ種類であっても、その表情が一つ一つ異なるのが天然石の魅力です。「サイ」もまた、石との出逢いを愉しみながら、好みの色調や模様を選ぶことからキッチンづくりが始まります。
本体に用いる大理石は、色調や模様などから好みのものを選ぶことができる。「サイ」の現物モデルに使用されている赤褐色とグレーのマーブル模様の石は、「カラバッジョの影」という名前を持つイタリア産。
「サイ」が展示されている東京ショールームには、グリーン系やグレー系、ホワイト系などさまざまな石のサンプルが揃う。
その比類なき魅力に直に触れたいかたは、東京ショールームへ。
全面リニューアルした体感型、東京ショールーム
2023年7月4日、「サイ」の発売と同時に、トーヨーキッチンスタイルの旗艦店である東京ショールームが全館リニューアルオープンしました。
2フロアからなる店内の1階奥では、世界で唯一「サイ」の現物モデルが展示されています。天然石を削り出すという大胆な発想には、トーヨーキッチンスタイルならではの職人技が結実しています。
それ以外のエリアでは、同社のゼロ動線キッチン「イノ」シリーズを中心に、オリジナル家具や「モーイ」、「カルテル」など世界のインテリアブランドから厳選したアイテムを、美しい照明とともにコーディネート。LDKを一つの空間として捉える、同社の「リビングコア」の世界観が体感できます。
そして2階奥の寝室を再現した空間には、メイクアップとドレスアップを両立する「ドレスコア」を展開。さらにプレミアムなクローズドエリアとして、実際にゼロ動線キッチンを使えるサロンも新設されました。
全体として、同社のコンセプトである「『住む』をエンターテインメント」を体現した空間となった東京ショールーム。これからの住まいづくりのヒントが凝縮されています。
寝室に洗面ボウルのある「ドレスコア」を 身だしなみを整えると同時にメイクアップもできる、鏡を中心とした空間「ドレスコア」は、新しい寝室での暮らし方を提案します。
11の「リビングコア」を体感 住まいの核となる、キッチンを中心としたリビング空間を提案するのが「リビングコア」。東京ショールームでは11モデルのキッチンのトータルコーディネートを展示。
・トーヨーキッチンスタイル公式サイトで「サイ」の魅力をもっと詳しく>>>
●お問い合わせ
トーヨーキッチンスタイル 東京ショールーム
東京都港区南青山3-16-3
電話 03(5771)1040
営業時間 11時~19時
(水曜定休。祝日の場合は営業、木曜休み)
URL:www.toyokitchen.co.jp