【ショパール】創業者は優れた時計師。自由に輝く至福の時間
人生を彩る時計メゾン 「ショパール」 ダイヤモンドを“固定”するのではなく“自由”にさせた 「ショパール」のハッピーダイヤモンド。その気ままに動く姿に、心を解放させる至福の時間が広がります。
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世界中のセレブリティに愛されるハイジュエラー「ショパール」。時計メゾンとしても知られていますが、宝飾と時計の高度な技術は、どのように結びついたのでしょうか。
創業者ルイ-ユリス・ショパールは24歳という若さでスイスに時計工房を開きます。一方、現在メゾンを運営するショイフレ家の初代であるカール・ショイフレ1世は、ドイツに金細工の会社を設立。この両者がいっそうの発展のため国際都市ジュネーブを目指したことで運命的な出会いを果たすのです。
1976年に代表作「ムービングダイヤモンド」が誕生すると、カール・ショイフレ3世の娘キャロライン・ショイフレ氏は、スティールの腕時計にムービングダイヤモンドを取り入れた「ハッピースポーツ」をデザイン。さらなる成功に導きます。
また、キャロライン氏の兄カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏は、フルリエに高級時計工房を設立し、マニュファクチュール化に尽力。ここに紹介する「ハッピースポーツ」は、この2人の共同社長の才能が存分に発揮された最新作です。
美しいダイヤル上ではダイヤモンドが踊るように動き回り、その下では本格的な機械式のムーブメントが、正確に時を刻みます。ジュエリーアートとウォッチメイキングの、華麗なる融合――。つけるだけで“ハッピー”になれる腕時計は、互いの才能を認め合う家族の絆によって受け継がれてきた特別なタイムピースなのです。
奥行き感のあるパープルダイヤル
リッチパープルと名づけられたダイヤルの色は、マザーオブパールの質感により波のようなグラデーションを描いています。ケースに採用するSS(ステンレススティール)は、80パーセント以上がリサイクル素材であるショパール独自のルーセントスティール™。「ハッピースポーツ」(SS×18Kエシカルローズゴールド×ダイヤモンド×マザーオブパール、アリゲーターストラップ、ケース径33ミリ、自動巻き)272万8000円/ショパール(ショパール ジャパン プレス)
落ち着きのあるミントグリーン
マザーオブパールのシルクのような光沢と立体感がモダンで美しいフレッシュミントグリーン。ケース素材に使われている18Kエシカルローズゴールドとは、トレーサブルで透明性が保たれている認証ゴールドのこと。「ハッピースポーツ」(18Kエシカルローズゴールド×ダイヤモンド×マザーオブパール、アリゲーターストラップ、ケース径30ミリ、自動巻き)324万5000円/ショパール(ショパール ジャパン プレス)
ショパールのスティールは80パーセントがリサイクルされたもの
現在、ショパールが独自に展開するルーセントスティール™のリサイクル率は80パーセント超ですが、2025年までに90パーセント以上にすることを目標としています。90パーセントを達成できた場合、スティールの製造にともなうCO2排出量を40パーセントまでに削減することが可能といわれています。
ショパールはリサイクルスティールを導入した初のラグジュアリーメゾン。上写真はショパールのグローバルアンバサダーに就任したジュリア・ロバーツ氏(中央)と、ショパール共同社長のキャロライン・ショイフレ氏(右)、カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏(左)。