〔特集〕クルマは人生を彩るパートナー 私の愛車物語
行きたいところへ自ら行ける大事な移動ツールであり、自分だけのくつろぎ時間を作り出せるプライベート空間。クルマは人生を豊かに彩ってくれる大切なパートナーです。俳優の常盤貴子さんや素敵なクルマと出会えた皆さんの“愛車物語”をご紹介。押さえておきたい話題もお届けします。
初夏の陽光煌めく、ある週末。横浜ハンマーヘッドに隣接する「インターコンチネンタル横浜Pier(ピア)8」の車寄せへ、ブルーグレーのニュービートルが軽やかに入ってきました。運転席から姿を現したのは俳優の常盤貴子さんです。
「クルマが大好き」という常盤さん。20代の頃から仕事場へ自ら運転して向かい、時間を見つけては横浜へドライブに出かけていました。今も毎日必ずクルマに乗っているそうです。
今の愛車ニュービートル カブリオレと出会えたのは5〜6年前のこと。
「フォルムもさることながら、ブルーグレーの色が圧倒的に美しく、それが決め手となりました。今も乗るたびに内装を見ながら『きれいな色』と惚れ惚れしています(笑)」。
乗り心地は「本当に優秀。足がしっかりしているので、風が強い日に高速道路で運転しても全然ブレない。安心して乗れるクルマです」とにっこり。
今まで乗ってきたルノーサンク バカラやバンデンプラプリンセス、シトロエンC3の赤などは、どれにも愛着があり思い出深いと語る常盤さん。
「クルマは相棒であり、憧れの存在。一生で何台も乗れるわけではないからこそ、想いも募ります。ポルシェの356やジャガーのマークⅡといったクラシックカーとも、いつかご縁があったら嬉しいですね」。
常盤貴子さん(ときわ・たかこ)
俳優。神奈川県横浜市生まれ、兵庫県西宮市育ち。ドラマ『愛していると言ってくれ』、『ビューティフルライフ』など代表作多数。夫は劇作家・演出家・俳優の長塚圭史さん。「クルマ好きの原点は実は鉄マニアだから」。
撮影協力/InterContinental Yokohama Pier 8、横浜ハンマーヘッド スタイリング/犬走比佐乃 ヘア&メイク/重見幸江(gem) ジャケット/マックスマーラ パンツ/エス マックスマーラ 靴/スポーツマックス(すべてマックスマーラ ジャパン) バッグ/ザネラート(トヨダトレーディング) イヤーカフ、チョーカー、ブレスレット、リング/サイモン・アルカンタラ(ザ・サロン バイ ノーア)https://www.norh.jp/ 撮影/本誌・西山 航 構成・取材・文/小松庸子