〔特集〕クルマは人生を彩るパートナー 私の愛車物語
行きたいところへ自ら行ける大事な移動ツールであり、自分だけのくつろぎ時間を作り出せるプライベート空間。クルマは人生を豊かに彩ってくれる大切なパートナーです。俳優の常盤貴子さんや素敵なクルマと出会えた皆さんの“愛車物語”をご紹介。押さえておきたい話題もお届けします。前回の記事はこちら>>
SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)は、かつてRV車が主流だった時代に、その実用性を継承しつつ、乗用車の使いやすさと走行性能を兼ね備えたクルマとして誕生しました。
1990年代後半、トヨタのハリアーやレクサスのRX、BMWのX5などがアメリカ市場で成功し、SUVの魅力が広く認識されました。近年のSUV人気の背景には、スタイルの新鮮さと開放的な空間、そして実用性があります。高い着座位置による良好な視界が、運転操作のしやすさにもつながります。
また、SUVはラグジュアリーモデルやスーパースポーツカーの世界にも新風を吹き込んでいます。ブランドへの憧れはそのままに、4~5人乗りという実用性がブランドとの距離を縮め、若い世代や女性へと幅広い層に新たな価値を提供しています。
交通事故ゼロ、死亡事故ゼロを目指すことはもちろん、渋滞の解消や緩和、少子高齢化を背景とするこの先のトラックドライバー不足の改善、車が個人の移動の“足”である地方部の高齢者の移動手段の確保など、自動運転技術を搭載する「乗り物」は、さまざまな課題を解決するものとして期待が寄せられています。
撮影/本誌・西山 航 『家庭画報』2023年9月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。