九州の自然や風土、文化にインスパイアされた作品の美しさを心ゆくまで感じていただきたい──。
九州を幾度となく特集してきた『家庭画報』と「宿は地域のショーケース」をビジョンに旅の目的地となる宿作りをする「温故知新」がコラボレーション。長崎県壱岐島の旅館 「壱岐リトリート海里村上 by 温故知新」に特別室「家庭画報スイート」が誕生しました。その魅力をご紹介します。
「壱岐リトリート海里村上 by 温故知新」特別室「家庭画報スイート」宿泊予約受付中
美しい海と豊かな自然に恵まれ“玄界灘の宝石箱”とも称される長崎県壱岐島。穏やかな湯本湾沿いに佇む「壱岐リトリート海里村上by 温故知新」は、オーシャンビューの客室、海山の幸を生かした料理、良質な天然温泉が魅力の離島唯一の5つ星旅館です。
この度120平米を有する最上級の客室が、特別室「家庭画報スイート」に生まれ変わりました。コンセプトは“泊まれるアートギャラリー”。過去に家庭画報でご紹介した作品をはじめ、九州を舞台に活躍するかたがたのアートや伝統工芸品を厳選し、趣向を凝らして客室内に展示。器やインテリアの数々は、見るだけでなく実際に使用することで、細部に光る職人技をご体感いただけます。
「家庭画報スイート」には、ここで出会った作品がご自宅のコレクションに加わったり、作品の産地が次の旅の目的地になったりと、皆さまのこれからの日々に新たな彩りを添えるきっかけをお届けできたら、という願いも込められています。
心癒やされる風景や潮騒に包まれながら、普段は見落としがちな季節の囁き、時とともに移ろう景色や職人の手仕事が生み出す美しさに気づき、改めて自分自身と向き合う……そんな特別なひとときをお過ごしください。
ゆったりと流れる島時間に身を委ね、匠の技が生み出す美に出会う
「家庭画報スイート」の扉を開けると待っているのは、真っ白な空間。刻々と変化する空や海、個性豊かな作品など、客室に溢れる“色”をより感じられるよう、まずは白い世界へと誘います。
白い空間が印象的な入り口の花器は、手漉き和紙を幾重にも重ねて作られた早水惠一郎氏(鹿児島)作「紙層(しそう)」。壁に展示しているのは内藤真星氏(九州大学大学院在籍)作「requiem(レクイエム)」。
和室には焼物の名産地、九州各地で集めた茶碗をご用意。茶碗を引き立てる、木材の質感を生かした新しい空間が作られました。
髙取焼、三川内(みかわち)焼、上野(あがの) 焼など九州各地の茶碗を展示した和室。平田椅子製作所(佐賀)の座椅子でくつろぎながら、お好きな茶碗で一服のお茶をどうぞ。
そして洋室には大きな窓が切り取る湯本湾の絶景を中心にアートを展示。その日の天気や時間、見る場所によっても作品の見え方や感じ方が変わる、客室ならではの美術鑑賞をお楽しみいただけることでしょう。
洋室奥にも「requiem」が。波や海底をイメージさせる白い陶板が、陽の当たり方で別の色に見えたり影の方が存在感を放ったり、さまざまな表情を見せる。ソファ生地は小倉織の高い製織技術を用いた「KOKURA DENIM」(福岡)。
「家庭画報スイート」の4つのポイント
1 源泉かけ流しの檜風呂から絶景を望む 目の前に広がるのは日本の夕日百選に選ばれた湯本湾の絶景。洋室のテラスには「家庭画報スイート」オープンにあたり6月に新設したばかりの檜風呂がある。空気に触れると金色に染まる超高濃度温泉につかりながら眺める夕景は格別だ。地下170メートルから自噴で、潮の満ち引きによっても湧出量が変化する貴重なお湯のため、入浴前にレバーをひねり入れたての温泉をいただく。テーブルの上の急須と湯呑は、家庭画報「エディターズレポ―ト」でもご紹介した御茶碗屋つきの虫(鹿児島)の黒薩摩。
2 九州が誇る伝統工芸品や アートに触れる
洋室にある50号の大きな作品は江上寛二氏(福岡)作の油彩「いのちのふるさと 風光絵巻 春」。海を背にして眺めると客室内に色鮮やかな草原が続いているように感じられる。
鬼凧職人の斉藤あゆみ氏(壱岐)作、壱岐島伝統の民芸品「壱岐鬼凧」。
全40作品の詳細は、客室内の図録で紹介している。
3 有田焼の豆皿を旅の思い出に
たなかふみえ氏(佐賀)作の「木瓜型豆皿」。
家庭画報2022年9月号の特集「今、欲しい『有田焼』」で遊び心溢れる絵付けが好評を博した、たなかふみえ氏(佐賀)作の「木瓜型豆皿」を「家庭画報スイート」宿泊者お一人に1枚プレゼント。
4 壱岐の大自然が育む最高峰の食材を堪能 島の旬の食材を生かした料理で口福の時を。希少価値が高く“ 幻のウニ”と称される天然赤ウニ尽くしの会席は、例年6月~9月頃限定で味わえる。
左・年間900頭ほどしか出荷されない貴重な壱岐牛のステーキ。右・天然の黒あわびは刺身やしゃぶしゃぶ、炭火焼きで。※メニューは季節やプランにより異なります。
期間中館内のライブラリーに九州、器、宿などを特集した歴代の『家庭画報』を展示しています。ぜひご覧ください。
壱岐リトリート海里村上 by 温故知新長崎県壱岐市勝本町立石西触119-2〔アクセス〕
博多港(福岡県)から:高速船で壱岐まで約1時間、島内各港から車で約15分
長崎空港から:飛行機で壱岐空港まで 約30分、空港から車で約25分
唐津東港(佐賀県)から:フェリーで 壱岐まで約1時間45分、印通寺港から 車で約20分
壱岐リトリート海里村上 by 温故知新「家庭画報スイート」
1室2名利用で1泊2食付き1名8万8000円~
IN 15時~19時/OUT 11時
ご宿泊可能期間:2024年6月14日(金)まで
ご宿泊特典
1)檜の客室温泉露天風呂
2)九州の伝統工芸品やアートが愉しめる客室
3)九州産ドリンクを厳選したミニバー
4)館内の貸切露天風呂(45分)利用
5)有田焼の豆皿と家庭画報最新号(プレミアムライト版)のお土産
●家庭画報スイートの詳細・ご予約URL:
https://www.kairi-iki.com/kateigaho-suite電話:0920(43)0770