〔特集〕今秋、感動の体験旅へ 京都・奈良 日本が世界に誇る2大古都、京都と奈良。世界文化遺産にも登録されている、この2つの都市の文化的価値と魅力を、料亭、庭園、建築などに焦点を当てて紐解いていきます。さらに美味処、話題のスポットの情報もお届けします。前回の記事はこちら>>
(1)秋の見どころ、行事
(2)古都の真髄を感動体験できるところ
(3)特別な思いを持つ自社寺の至宝、場所
(4)お気に入りの紅葉名所
(5)おすすめのお土産、美味処、宿泊施設
(1)20年に一度の春日若宮御造替から10月28日で1周年です。春日若宮御祭図屛風は12月10日まで特別公開予定。
(2)8月中元と2月節分に行われる万燈籠。境内は幽玄な雰囲気になります。
(4)万葉集にも詠まれた春日奥山。
春日大社 春日奥山
春日山原始林。紅葉の見頃は11月中旬~12月上旬。
●奈良市春日野町160 TEL:0742(22)7788
(1)国宝極楽坊本堂・禅室は柱や屋根瓦に飛鳥・奈良時代の建築部材を残し、鎌倉時代に大仏様式として改造された現存唯一の僧坊遺構です。
(2)座禅体験。また、特別な機会には夜間拝観も行っています。
(5) 元興神(がごぜ)絵馬。元興寺の蛙をかたどった土鈴の福かえる。
元興寺「元興神(がごぜ)絵馬」
厄除け・子守の御利益がある絵馬。
●奈良市中院町11 TEL:0742(23)1377
(1)2023年に3年ぶりに中金堂の拝観を再開しました。
(3)焼失、再建を繰り返しながらも先人たちが紡いだ想いが息づく建造物及び、仏像を含めた「興福寺」という宗教文化空間です。
(4)藤原氏ゆかりの談山神社の紅葉。
談山神社
紅葉の見頃は11月中旬~12月。
●桜井市多武峰319 TEL:0744(49)0001
(2)金堂は8世紀を代表する木造建築で、当時の建築様式を伝えるものとして世界随一を自負しています。11月11日~12日に、国宝鑑真和上坐像を奉安する御影堂にて、般若心経一巻を写経していただきます。
(3)境内の最奥、北東隅の鑑真和上御廟。とても静かで、参道両側に広がる苔の深緑が心の安らぎを醸し出します。
(5)赤膚焼、墨運堂、古梅園の墨や蚊帳ふきん。
赤膚山元窯 古瀬堯三(ふるせぎょうぞう)
歴史ある窯の見学や絵付け体験も。
●奈良市赤膚町1049
TEL:0742(45)4517 (営)9時~17時
月曜・第4水曜定休
(1)東大寺開山「良弁僧正」の1250年御遠忌の年につき、10月14日~16日の御遠忌法要では舞楽などを上演予定。
(5)奈良の寺院で特別な法要の記念に作られる散華(さんげ) 。昔は香木などと一緒に和紙に包み、「新しい着物を呼びますように」と願って簞笥にしまわれていたようです。
東大寺・興福寺「散華」
東大寺の「大仏開眼1250年慶讃法要記念」(左)と興福寺の「中金堂平成再建落慶記念」(右)。
●東大寺
奈良市雑司町406-1
TEL:0742(22)5511
●興福寺
奈良市登大路町48
TEL:0742(22)7755
(1)国宝東塔の初層内陣、西塔初層内陣を令和6年1月15日まで特別公開中。
(2)お写経道場で「はじめてのお写経」講座を行っています。
(5)宿泊なら奈良ホテル本館がおすすめ。格天井や飾りのあるガラスに注目です。
奈良ホテル
細部の建築にも趣向が凝らされた老舗名門ホテル。
●奈良市高畑町1096 TEL:0742(26)3300
※次回に続く
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この記事の掲載号
※料理店の献立は仕入れの都合により、食材や料理内容が変更になる可能性があります。また料金は別途サービス料等がかかる場合があります。※施設・店舗は臨時休業の場合があります。事前にご確認のうえお出かけください。『家庭画報』2023年10月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。