EDITOR’S REPORT 編集部員が街に溢れる情報の中から読者の皆さまに役立つものを厳選して紹介します。新しくオープンしたレストランやショップ、アイディアが光る新商品など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報をお届けします。
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茶寮 杣径(そまみち)
今もなお昔ながらの暮らしが残り、美しい里山里海の風景が広がる石川県の奥能登エリア。能登空港から車で約20分の森の中の集落に、1日1組限定のオーベルジュがオープンしました。
古民家の趣を残す。
左から赤木明登さんと北崎 裕さん。©Mitsue Nagase
オーナーは、輪島塗の塗師の赤木明登さん。元々ゲストハウスや自身の書斎として使っていた建物を、1階は食事、2階は宿泊施設として利用できるように改装。設計は建築家の中村好文さんが担当しました。
ツインとダブルの部屋と和室も備える。
漆塗りの板敷きの間や漆の浴槽、漆の器など赤木さんの手仕事によるものも多く、隅々まで行き届いた美意識や世界感を体感することができます。
栗の木を板張りしたお座敷。
料理を振舞うのは、金沢の割烹店や宿の「里山十帖」で料理長の経験を持つ北崎 裕さん。
「素材の持つうまみを追求し、調味料も強烈なものは使わず、塩や味噌、能登のいしるなど、昔から日本で作られていたものを用い、土地への敬意を込めておもてなししたい」と話します。
赤パプリカすりながし(手前)とサザエと野菜の味噌和え(奥)。
青なすの揚げびたし。
要予約で夕食のみの利用も可能。能登のありのままの自然や空気感を肌で感じながらくつろぐことができます。
夕食はダイニング空間で。
茶寮 杣径(そまみち)
住所:石川県輪島市門前町内保コ30甲
TEL:090-6245-3737
1泊2食付き1名4万4000円。2~5名まで宿泊可。
予約はHP
https://somamichi.jp/から。