自伝的最新作
『停電の夜に』でピュリツァー賞をはじめとする多数の賞を受賞、一躍世界的な人気を博したジュンパ・ラヒリ。
本作は、2013年に家族とともにローマに移住してイタリア語で創作を始めた著者の3作目のイタリア語作品にして、初めての詩集だ。
ローマのアパートで見知らぬ女性が書いた詩の草稿を見つけたという「はじめに」から始まる、凝った設定が味わい深い。
『思い出すこと』ジュンパ・ラヒリ 著 中嶋浩郎 訳 新潮社 装画/ジョヴァンナ・ガルツォーニ 装幀/新潮社装幀室
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