〔特集〕クリスマスのおもてなしアイディア集 高級感ある手作りインテリア 何かとお客さまを招くことの多い12月。高級感ある手作りインテリアで、クリスマスを盛り上げましょう。センスが光る達人たちのクリスマスインテリアや、ご自宅のデコレーションにも役立つ、プロのテクニックを拝見します。
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明かりの魔術師のキャンドルテクニック
──内山章一さん(照明デザイナー)
外の景色とともに楽しむ窓辺のキャンドルワーク。高低差を生かし、山形に構成した。ガラス器を組み入れることで華やかさが増す。
長く暗い冬が続く北欧では、クリスマスは冬至を迎えて徐々に日が長くなることを喜ぶ光の祭典でもあります。それゆえ聖なるキャンドルの明かりは欠かせません。
軽井沢で採れたモミの木、ヒバ、イチイ、松ぼっくりをあしらったコーナー。
「北欧では1年の半分は午後3時頃から暗くなるので、温かな明かりが欲しいということで普段からキャンドルを上手に美しく使いこなします。人を温かく迎えるためのウェルカムキャンドル、食卓の団らんを彩る卓上キャンドル、外灯にもなる窓辺のキャンドル、炎のぬくもりは、おもてなしの気持ちを表し、見る者の心を穏やかにしてくれます」と内山さん。
一灯あるだけで雰囲気ががらりと変わるキャンドル。日本人は敬遠しがちなアイテムですが、聖夜を機にぜひ取り入れてもらいたい魔法の道具です。
高さのあるフルーツコンポートと市販のリースを組み合わせた4本仕立てのアドベントキャンドル。キャンドル自体にも高低差をつけ、リボンをあしらった。
日本人は色つきのキャンドルはあまり好まないが、背景の壁の色と同系色にすることで、炎だけが浮かび上がって見えてお洒落だという。
スウェーデンを代表するガラス作家、エリック・ホグランのキャンドル用シャンデリア。東京のアンティークショップで買い求めた逸品。
東京六本木の老舗生花店で購入したというオブジェのように美しい樹形のキャンドルスタンド。
内山章一(うちやま・しょういち)1972~1977年ヤマギワに勤務後、内山章一デザイン事務所設立。2003年ルイスポールセンから発表したペンダントライト「エニグマ」が世界的ベストセラーに。
(次回へ続く。
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