〔特集〕クリスマスのおもてなしアイディア集 高級感ある手作りインテリア 何かとお客さまを招くことの多い12月。高級感ある手作りインテリアで、クリスマスを盛り上げましょう。センスが光る達人たちのクリスマスインテリアや、ご自宅のデコレーションにも役立つ、プロのテクニックを拝見します。
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花で華やぐ軽井沢別荘のクリスマス支度
假屋崎省吾さん(華道家)
華道家としてだけでなく、ガラス作家やきものデザイナーとしても活躍する假屋崎省吾さん。還暦を迎えて念願だった旧軽井沢に構えた別荘では、忙しい合間を縫って豊かな自然を楽しみながらのんびりと過ごしています。その軽井沢の別荘で、毎年ご自宅を彩っているというクリスマスのデコレーションを見せていただきました。
大空間を演出するオリジナルのダイナミックなツリー
三方の大きな窓から豊かな自然が堪能できる1階サロンの主役は、白樺の木と枝を組み上げた自作のツリー。コストコで購入したというオーナメントと、足もとのアーティフィシャルフラワーのポインセチアが吹き抜けの大空間を彩る。右手のツリーには男性の人魚たちのオーナメントを。
「赤、白、緑がクリスマス三原色。色使いだけで一気にクリスマス気分に」
「小さい頃からクリスマスが大好きでした。下駄箱を電飾で飾ったり、ちょっとしたケーキを買ったり、小さくても愛情のこもったプレゼントをもらったり、いつもとは違う特別な時間を家族と過ごすことがとても幸せだったんです」と話すのは華道家の假屋崎省吾さんです。
今でも毎年クリスマスが楽しみで仕方がないという假屋崎さんは、ドイツのクリスマスマーケットを巡るツアーにも参加するなど、国内外の各地で気に入った飾りを集め、何十年もの間大切に保管し繰り返し使いながら、ご自宅でのクリスマスパーティを楽しんでいます。
モスクワで買ったサンタクロースのマトリョーシカや、お菓子が入っていた箱などをテーブルに並べ、ゴールドのチェーンをランダムに配置するだけで楽しげなコーナーに。
ただし毎年同じデコレーションにはしないのが假屋崎さんの流儀です。「オーナメントやツリーの組み合わせを変えながら、その年ならではの飾りつけを考えています」。そしてその組み合わせを考えるときに大切なのが“色を選ぶこと”と話します。
食卓を彩るのは、赤と白のガーベラと、ピンクのアンスリウム。帯状に連なる花器はパリで買ったもの。キャンドルスタンドは20年以上愛用しているそう。
「赤、白、緑がクリスマス三原色です。これさえ押さえれば簡単にクリスマスムードを演出できます。そこにゴールドやシルバーなどを足していけばいっそう華やかになりますよ。ピンクや紫色など色を決めて加えていくのもおすすめです。特に決まりはないので、あとは自由に飾りつけて素敵なデコレーションにしてください」。