〔特集〕日常生活を離れて自分を見つめ直す リトリートで心身ともに健やかに 第3回 健康への意識の高い人たちが、ストレス発散や体のメンテナンスを楽しみながら行う方法として取り入れている“リトリート”。その効果とともに、おすすめのヘルスリゾートを厳選してご紹介します。
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ルフロ湯治で血行を促進し免疫力をアップ「江之浦リトリート 凛門(りもん)」神奈川・小田原市
地下1階に設けられた湯治フロアにあるルフロのエリア。室温は常に40~45度に保たれ、30種類を超える天然ミネラルが豊富なミストが漂っています。温泉の成分は、気体になることで浸透率が140パーセントになるそう。敷き詰められた薬石は、厳選された12種類の国産天然石で、石が放つ遠赤外線やラジウムに体を芯から温める効果が。
クラフト温泉で疲れを癒やし地元の食材でパワーをチャージ
“ルフロ湯治”とは、温泉ミストの岩盤浴で体を芯から温める方法。薬石と呼ばれる天然鉱石が敷き詰められた空間で、特許技術により天然温泉から抽出された良質なミネラルが豊富に含まれたミストを全身に浴びます。大量に発汗し、血行や代謝が促進されるため、体内がデトックスされ、免疫力アップにつながるというものです。
お湯とミスト、薬石の力で体温を上げる
浴場で体を洗った後、湯治着に着替え、ルフロへ。10分経ったら静養室で、水分の補給をしながら10分休憩。体温が免疫力の高まる38度になるまで、これを繰り返す。
日本料理をベースにアーユルヴェーダと薬膳を融合
ディナーではインド式豆粥をアレンジした「養生豆腐」(手前)をはじめ、地元の野菜や相模湾の魚を生かしてシェフが創意工夫した消化によく、腸の働きを活発にするメニューが並びます。盛り付けの美しさも特徴です。
「凛門」では、“食養生”をテーマにした料理も好評。地元、小田原の野菜を中心に、アーユルヴェーダで使うギーオイルを取り入れるなど独自のヘルシーメニューが並びます。特に感動的なのは、ディナーの最初に供される、20種類ほどの地野菜でとっただしを味わう月替わりの「養生スープ」。
体の内外を労わり、帰る頃には、肌は内側から輝き、すっきりした体に新しいエネルギーが満ちるのが実感できるはず。
高台から海を見下ろす小田原の隠れ家
柑橘類の畑に囲まれた高台にある気持ちのよいテラスからは、眼下に広がる相模湾が望めます。
環境に配慮した冷暖房を完備
客室は、特殊なパネルの中を水やお湯を循環させてエアコン代わりにしているので体に優しい。
■湯治ルーム宿泊1室2名利用の場合
1泊夕朝食付き1名5万円~(税・サービス料込み)
※16歳未満は宿泊できません。
江之浦リトリート 凛門(りもん)
神奈川県小田原市江之浦218-1
TEL:0465(27)3711
受付時間:10時〜18時 火曜定休
https://enoura-rimon.com/※次回に続く
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