〔特集〕最先端スキンケアが叶える新時代の肌づくり「肌の美しさ」の正体 第1回 「肌の美しさ」とは何でしょうか。どこから生まれるのでしょうか。この永遠のテーマへの答えは、それこそ無限にあるといえるかもしれません。先進の科学によってその実態が定義づけされ、少しずつ明確になってきています。最新ラグジュアリー化粧品の紹介を通して、じっくりとひもときます。
「綺麗でいなくてはと気負わなくなったら、肌が強くなりました」──黒木さん
「肌の美しさ」とは何だと思いますか?という問いに「輝き、でしょうか。真珠が光っているような」と黒木 瞳さん。
「シワがあったとしても美しさを感じさせる肌は確かに存在すると思います。もちろんシワはないほうがいいので、私も乾燥と日焼けには気をつけていますし、笑顔以外の表情ジワはなるべくつくらないように意識しています。でも美しさの本質は、もっと奥から発せられる輝きだと思うのです」。
コート7万400円 ブラウス4万4000円/ともにBEIGE,(オンワード樫山 お客様相談室)ピアス79万2000円 バングル108万9000円/ともにポメラート(ポメラート クライアントサービス)
洗顔料は使わず、朝も晩も化粧水で拭き取り洗い。乾燥肌を潤す丁寧な保湿ケア。黒木さんのスキンケアはいたってシンプルです。化粧品は広告を担当する「ルチア」を愛用中。
「肌だけをみつめて触りすぎると、かえってよくないの。基本のお手入れをちゃんとやって、あとはもう悩まないのが一番」と微笑みます。
30代の頃に黒木さんを襲った全身の肌トラブル。原因は仕事柄避けられない不規則なライフスタイルでした。
「お医者さんに指摘されて初めて“時間が自由にならないストレス”に気づいたんです。その感情をごまかさず心を解放したら肌がみるみる綺麗になりました。“心の薬”が効いたんですね」。
以来、負の感情は溜め込まないようにしているといいます。
「何かしら嚙み合わないことがあったら、妥協したり流したりせず、話し合って納得がいく着地点を探ります。それでももやもやするときは夫や信頼している人に話しながら心を整理して切り替えますね」。
自分に正直に生きること、それが黒木さんの美の秘訣のようです。