トップス31万1300円スカート18万400円/ともにエルマンノ シェルヴィーノ(ウールン商会)ピアス15万4000円~/KAJITA(KAJITA JEWELLERY SALON)
「阿川佐和子さんが翻訳した『首のたるみが気になるの』というエッセイ本に、首の美醜なんて気にも留めていなかった昔を振り返るくだりがあるんです。そう考えると10年後20年後の私は今の自分を羨ましくなるわけでしょ? だったら今日の自分を愛してあげなきゃ。今日がこれからの人生でいちばん若いんだから、って思うんです」。
今この時を大切に生きるポジティブなエネルギーがオーラとなって、肌を、そして黒木さんの存在そのものも輝かせているのでしょう。
「天命を知るどころか、まだ“不惑”くらいの感覚です。新しい挑戦も恐れず、人生を謳歌しないと」──黒木さん
女優として輝きを増す一方で、映画監督や演出家としても活躍し、人生を開拓し続ける黒木さん。
「医学も美容も目覚ましく進歩している今、誰にとっても年齢の感覚が一昔前とは違ってきていると思います。私も60歳を過ぎたとはいえ、まだ不惑くらいの感覚。失敗を恐れず、これからも挑戦していきますよ。大いに人生を楽しもうと思っています」。
くろき・ひとみ宝塚歌劇団月組で娘役トップを務め、退団後も数多くの作品に出演し、女優として華やかに活躍。2016年に映画『嫌な女』で監督デビュー。舞台演出も手がけるほか、エッセイや詩集なども執筆。