〔特集〕最先端スキンケアが叶える新時代の肌づくり「肌の美しさ」の正体 第4回 「肌の美しさ」とは何でしょうか。どこから生まれるのでしょうか。先進の科学によってその実態が定義づけされ、少しずつ明確になってきています。
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シスレー「夜間の修復こそ美肌の鍵」
シスレー
サイエンティフィック ディレクター
ホセ・ジネスターさんバルセロナ大学にて薬学を専攻し化粧品の研究開発をスタート。 ピエール ファーブル社などを経て2010年よりシスレーのサイエンティフィック ディレクターに就任。
【Keyword】時間生物学とは?
朝と夜、睡眠周期など、生物に内在する体内時計を研究する分野。化粧品では生物の自然の摂理に沿ったアプローチを行うことで、最大限の手応えを目指すことにつなげます。
美しさとはたくましさ。ナイトケアでストレスと闘い抜くパワーを育む
肌の美しさは、積極的に手を加えなければ、年齢を重ねるごとに失われていきます。日中のストレスを跳ね返す力が、そして睡眠中にリカバリーできることが少しずつ減っていく。そんな肌の本質的な働きに着目しているのがシスレーです。
「睡眠、体温、免疫力、認知能力、身体能力など、私たちの健康状態はサーカディアンリズムと呼ばれる約24時間単位のリズムに制御されています。シスレーはその中でも、夜間の肌機能に注目しています。睡眠が妨げられると肌の再生プロセスが遅くなり、たんぱく質の分解や肌の酸化が進み、バリア機能が損なわれエイジングサインにつながります。そのため、夜の肌機能をサポートする製品の開発を目指し、この秋、14年ぶりに最新の研究成果を発表することができました」とサイエンティフィック ディレクターのホセ・ジネスターさん。
「今回、夜間の肌再生にかかわる最も重要な3つの働きを特定しました。1つめは睡眠ホルモンのメラトニンが『肌細胞の夜間サイクルを適切に再同期する』役割を担っていること。メラトニンが再生修復のメカニズムを誘発し、細胞はその活動を始めます。さらに近年、脳だけではなく肌もセロトニンを作っており、特定の酵素の力を借りてメラトニンに変換されることがわかっています。
2つめは『肌細胞のデトックス作用』です。日々作られる老廃物の浄化は、肌再生の効率化に不可欠ですが、我々は細胞だけでなく周囲の組織に対しても解毒作用を活性化させることが重要だと考えています」
夜間の肌機能をサポートしてより輝きに満ちた毎日へ
「先の新知見に加え、2009年から着目している『細胞本来の修復再生』という重要な3つのメカニズムがきちんと機能していれば、眠っている間により効率的に、美しい肌を育むことができます。我々は12の臨床テストを行い、25もの目覚ましい成果を確認しています」
一日一日、エイジングの芽を摘み取って十分な休息を取ったような肌印象へ。未来はこれからのスキンケア次第、そう信じていい時代の到来です。
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