季節を楽しむガーデニング 連載「365日 花散歩に出かけよう」から、その月に咲くおすすめの一年草、多年草・宿根草、花木をそれぞれ紹介します。
12月の庭で咲く「多年草・宿根草」
一覧でご紹介します。見比べながら日々のガーデニングの参考に、咲かせてみたい花を探してみてください。
アイスチューリップ
リボンでラッピングした洋館の前に広がる花壇を、アイスチューリップの華やかな花色が彩ります。クリスマス前に訪ねた神奈川県のガーデンで目にした、季節外れともいえる美しい景色に心が躍りました。
詳しく読む>> キルタンサス
写真/PIXTA
キルタンサス・マッケニーでいちばん出回るのが淡いサーモンピンク。私が入手して長年楽しんだのもこの花色です。甘く優しい花色と、長い筒状の花形はいつまでも見ていたくなる魅力があります。
詳しく読む>> ガーデンシクラメン
観光ガーデンで植えつけ前のガーデンシクラメンの苗をパシャリ。定番のピンクの他、濃淡ピンク、そして注目のブルーシクラメンもありました。どんな花壇になるのか楽しみ!
詳しく読む>> ハボタン
高性丸葉種のハボタンの間に矮性種のちりめん種を加えた植栽。手前のちりちりが強いハボタンは‘バニー’シリーズで、個性的な姿で人気です。石積みのレイズドベッド(立ち上げ花壇)と敷石の間の狭いスペースも、ハボタンの美しい葉色でしゃれた雰囲気に。
詳しく読む>> 踊りハボタン
高く伸びているのが2年目を迎えた踊りハボタンです。その下に高性種、矮性種のハボタンを組み合わせて立体感のある花壇に。ハボタンだけでこんなにダイナミックな花壇になるなんてと驚きました。
詳しく読む>> 冬咲きオキザリス
写真/PIXTA
開いた花の白と、蕾んだ状態でよく見える裏側の赤。混じり合うと白×赤のインパクトある様子になります。
詳しく読む>> フランネルフラワー
細かな毛が密生している花弁は、他の花とは異なるマットな質感。花弁の先が緑色になるのがかわいらしくてしゃれています。
詳しく読む>> セネシオ‘エンジェルウィングス’
北イングランドのガーデンで見たセネシオ‘エンジェルウィングス’。際立つ白さの大きな葉に驚きました。
詳しく読む>> クリスマスローズ
真っ白い花が清楚、かつ優雅なクリスマスローズ。ニゲル種の基本はやはりこの白花ですね。
詳しく読む>> ハナカンザシ
白い花弁が透けているのがわかりますか? ハナカンザシの花弁はカサカサした感触で、見た目もとても軽やかなのが魅力です。堅い蕾が赤紫なのも素敵。
詳しく読む>> ニオイスミレ
12月上旬に見かけたニオイスミレ。すでに気温が低くなっているのに葉がみずみずしくて元気いっぱいです。淡い赤紫の花がエレガント。
詳しく読む>> MEMO
・一年草花が咲き、種子ができると枯れてしまうのが「一年草」。育てやすく、ガーデニング初心者におすすめです。
・多年草・宿根草枯れることなく毎年花を咲かせるのが「多年草」。徐々に大きくなっていくので、経年変化が楽しめます。「宿根草」は冬に枯れてしまった後も根だけが残り、翌年にまた花を咲かせます。植え替える必要がなく、毎年楽しめるのが魅力。
・花木(かぼく)「花木」は花や実を愛でて楽しむために植える樹木のこと。比較的に少ないメンテナンスで存在感のある景色が楽しめます。