季節を楽しむガーデニング 連載「365日 花散歩に出かけよう」から、その月に咲くおすすめの一年草、多年草・宿根草、花木をそれぞれ紹介します。
12月の庭で咲く「花木」
一覧でご紹介します。見比べながら日々のガーデニングの参考に、咲かせてみたい花を探してみてください。
オオシラビソ
スコットランドのエジンバラ王立植物園で出会った青い松ぼっくり。正確には紫寄りですが、これはもう「青い」といってよい色だと思います。低い位置についていて、アップで写真を撮れたのはとてもラッキーでした。
詳しく読む>> クリスマスホーリー
写真/PIXTA
かわいらしい赤い実をつけるクリスマスホーリーとはセイヨウヒイラギのこと。葉の緑と実の赤でクリスマスカラーになっています。葉の縁のギザギザは年数が経つにつれ丸みを帯びてきます。
詳しく読む>> ヒイラギナンテン
濃い緑の葉が黄色みを帯び、徐々に赤く染まってきます。気候状況が適しているとさらに赤く色づきます。メギの仲間には常緑でも紅葉を見せてくれる種類がけっこうあります。
詳しく読む>> ローズマリー
「海のしずく」という意味の学名の元になった美しい花。寒い冬の間も咲き続ける花は、庭づくりにおいても貴重な存在です。
詳しく読む>> エリカ
写真/PIXTA
ピンクのベル型の愛らしい花ですが、なぜジャノメ(蛇の目)というかわいいとは言いがたい名前なのか? じつは花の中心に黒い雄しべの葯(やく)があり、それがヘビの目に見えることからこの名前に。
詳しく読む>> カルーナ
草丈が低くコンパクトな園芸品種‘ガーデンガールズ’。蕾のときから色づくのがかわいらしい!
詳しく読む>> スキミア
濃いピンクの小さな蕾がこんなにたくさんつき、冬の間中楽しめます。これはスキミアの代名詞的存在の‘ルベラ’という品種で雄株。春にはごく淡いピンク〜白の小さな花が咲きます。雌株が実をつけるためにの受粉樹にも最適。
詳しく読む>> ユリオプスデージー
通り沿いに植えられたユリオプスデージー。車で通り過ぎる際にも鮮やかな黄色の花がパッと目に入ります。
詳しく読む>> センリョウ
真っ赤な実と小判を連想させる葉が縁起よしとされるセンリョウは、お正月のアレンジや注連飾りによく利用されます。
詳しく読む>> コニファー‘ブルーアイス’
友人宅の庭には樹高2.5mくらいの‘ブルーアイス’があり、毎年この時期にはその葉を利用してクリスマスリースを作るそうです。黄緑色の葉はやはり庭で育っているクジャクヒバ。手作りリースのナチュラルな雰囲気がとても素敵だと感じました。
詳しく読む>> ジュウガツザクラ
ジュウガツザクラは、ソメイヨシノに比べると花弁が細いのが特徴。花色は白を基本に淡いピンクが混じります。
詳しく読む>> 冬咲きクレマチス
パラシュートのような花形がかわいらしいシルホサ系の園芸品種‘ジングルベル’。鉢花としても出回るので、クリスマス時期のプレゼントにもおすすめです。
詳しく読む>> 冬咲きのツバキ
濃い紅色に白い斑が入る華やかな八重咲きの‘菊冬至’。咲き出しが早く、毎年冬至の頃には花がたくさん咲いています。
詳しく読む>> MEMO
・一年草花が咲き、種子ができると枯れてしまうのが「一年草」。育てやすく、ガーデニング初心者におすすめです。
・多年草・宿根草枯れることなく毎年花を咲かせるのが「多年草」。徐々に大きくなっていくので、経年変化が楽しめます。「宿根草」は冬に枯れてしまった後も根だけが残り、翌年にまた花を咲かせます。植え替える必要がなく、毎年楽しめるのが魅力。
・花木(かぼく)「花木」は花や実を愛でて楽しむために植える樹木のこと。比較的に少ないメンテナンスで存在感のある景色が楽しめます。