〔特集〕55周年を迎えた“ねむの木学園” 宮城まり子が築いた心の学校 2020年3月21日、ご自身の誕生日に逝去された宮城まり子さん。障害を持つ子どもたちと寝食をともにし、情熱を注いだ「ねむの木学園」は“宮城さんのすべて”でした。そのスピリットが受け継がれている“心の学校”の今をお届けします。
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お母さんから受け取ったバトンを未来へ繫ぐ
壁掛け用と卓上用として、全部で24作品の原画を選んだとしみつさんとつとむさん。カレンダーは、いろんな作風で描かれた絵を月替わりで飾るような気分を味わうことができる。
絵を描くこと、歌を歌うこと、お茶を点てることなど、宮城さんの言葉のとおり、ねむの木学園が“心”を学ぶ場所であることは何ら変わっていません。としみつさんが今後のねむの木学園についても話してくれました。
「コロナになってからお休みしていましたが、まり子お母さんが描いた絵や学園の子どもたちの絵を展示する会を年に一度か、2年に一度くらいでできたらいいなと思っています。なかなか難しいことですが、コンサートもできたらいいなとつとむくんと話していて、これから、何をどうやっていくかを考えるのは楽しいですね。今の子どもたちは動物を見たことがない子が多いので、動物園にも連れて行ってあげたいと思っています」