私たちはこの結果をどのように生かせばより幸せになれますか。健康診断で悪いところが見つかったらそこを改善するとより健康になりますね。同じように低い因子を高める行動や習慣(次回の記事で紹介)を心がけると幸せ度が高まります。要は健康に気をつけるのと同じように幸せに(なるように)気をつけること。幸福学研究の大きな成果の一つは“あなたはこうすればより幸せになれます”という根拠のある方法を提示したことだといえます。
今回のお悩みのかたは、「4つの因子」からどのような傾向が想像できますか。まず足りないと思うのは「やってみよう」因子。好きなことを見つけて没頭したり新しい活動にチャレンジすることをおすすめします。もう一つは「ありがとう」因子。積極的に外へ出てグループに参加するなど人とのつながりを持つと空虚感から抜け出すきっかけになるのではないでしょうか。
※次回(12月28日配信)へ続く。
次号『家庭画報2月号』から前野先生とマドカさんご夫妻に、さまざまなお悩みにご回答いただきます。・
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