更年期世代のお悩み解決 心が楽になる“幸せ習慣” 第1回(後編)ストレスフルで悩み多き50代女性はメンタルの不調に陥りがち。心の健康を保つため、幸福学の専門家・前野隆司先生とマドカさんご夫妻に、心が楽になり、より幸せになる方法を教わります。第1回は幸せとは何か、そして「幸せの4つの因子」について前野隆司先生にお話しいただきました。
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幸せな人が持っている要素、「幸せの4つの因子」を育てましょう
前野隆司先生 まえの・たかし 日本の幸福学研究の先駆者。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。幸福学を世の中に役立つように応用し社会全体の幸せを目指す。
前野マドカさん まえの・まどか 夫の隆司氏とともに幸福学を研究。幸せな社会を目指す会社「EVOL」を経営。幸せを広めるワークショップ、コンサルティング、研修活動、講演等を行う。
あなたの「幸せの4つの因子」を調べてみましょう
1~16の質問に「とても当てはまる」5点、「まあ、当てはまる」4点、「どちらともいえない」3点、「あまり当てはまらない」2点、「まったく当てはまらない」1点の点数をつけて答えます。4問ごとの合計点数が各因子の高さを表します(各20点満点)。
質問票で出した合計点数の位置に印をつけましょう。4つがバランスよく高い状態だと幸せ度も高くなります。点の低かった因子を高めることで、あなたの幸せ度はより高まります。
【幸せ度を高める3つのワーク】
※思い浮かべるだけでなく書いて可視化することに意味があります。できれば家族や友人と一緒にやると、より幸せになります。
[1]「やってみよう」因子、「なんとかなる」因子を高めたい人
2024年にやってみたいと思うことを30個書く語学留学をする、乗馬を始める、豪華客船で世界一周クルージングなどワクワクすることを。
[2]「ありがとう」因子を高めたい人
感謝している人・モノ・事を30個書く家族、友人、愛犬、思い出の品、太陽や地球など何でもよい。
[3]「ありのままに」因子を高めたい人
自分のいいところ・得意なことを10個書くあるいは自分の嫌なところ・苦手なことを書いて反転させる。
例えば、
おせっかい→面倒見がいい、
心配性→思慮深いなど。
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