鴨ロース
焼いてから蒸し煮にした鴨ロース。煮上がったら一気に冷やし、保存は煮汁に漬けた状態で。
【材料・作りやすい分量】
鴨胸肉1枚(300グラム)、A(酒250ml みりん150ml)、薄口醬油100ml、水溶き葛・辛子各適量
【作り方】
12月30日(1)鍋にAを入れてアルコールを飛ばし、薄口醬油を合わせる。
(2)鴨肉は皮に3ミリ間隔で縦の切り込みを入れる。皮を下にしてフライパンで焼き、出てきた脂をペーパータオルで拭き取る。皮に焼き色がついたら返して身を軽く焼き、氷水に落として水気を取る。
(3)密封袋に(1)と(2)を入れ、空気を抜いて封をする。68度の湯に入れ、68度になってから1時間加熱する。袋ごと急冷する。
12月31日(4)(3)から鴨肉を取り出し、残った煮汁を鍋に移して火にかけ、沸いたら水溶き葛を加えてとろみをつけ、冷ます。
(5)鴨肉は5ミリの厚さに切る。(4)のたれをかけ、辛子を添える。
髙橋拓児さん(たかはし・たくじ)日本料理、仕出しに定評がある京都の料亭「木乃婦」の3代目主人。伝統的な京料理に科学的な調理技法を取り入れた料理を提案。日本の食文化を次代につなぐ活動にも尽力している。
京都市下京区岩戸山町416 TEL:075(352)0001
・この特集の一覧はこちら>>