辰年生まれの時代の顔がまとう “年男年女”の 正月きもの 個性が際立つ晴れ着姿でご登場くださったのは、十二支の中でも架空の動物であり、隆盛の象徴とされる辰(龍)年生まれの皆さん。お仕事にかける思いや原動力、新年の抱負を伺いました。
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鈴鹿央士さん
映画『蜜蜂と遠雷』の天才ピアニスト役で鮮烈なデビューを飾って以来、ドラマ『ドラゴン桜』や『silent』などのヒット作に次々に出演。演技の幅を着実に広げている鈴鹿央士さんは、少年のようなピュアな笑顔とおっとりとした口調の持ち主です。
初めての和装の撮影に、「きものは自然と背筋が伸びますね。落ち着いたトーンのなかに明るさもある色合いが自分に合っている気がします」と声を弾ませました。
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フォトギャラリーを見る>> 縞のきものに紬の袴を合わせた少し遊び心のある装いが、若さ溢れる鈴鹿さんにぴったり。グレー無地の御召の羽織を合わせているので、目上のかたが多いような席でも失礼のない姿です。きもの・羽織・帯・袴・扇子一式/銀座もとじ 男のきもの 履物/銀座ぜん屋本店
「またいつか一緒に作品を作りましょう」。その言葉が原動力の一つです
鈴鹿さんの仕事の原動力は、お芝居をする楽しさ、楽しみにしてくれているファンや家族、そして、共演者やスタッフからの「またいつか一緒に作品を作りましょう」という言葉。
「以前は『はじめまして』ばかりだったのが、少しずつ、監督さんや俳優さんと再会する機会が増えていて幸せです」。
最近は年下の人と仕事をすることも多く、「“ちゃんとしなきゃ”と思うようになりました。自分のなかの“大人レベル”は10がマックスで、今が4ぐらい。6は伸びしろです」と話す表情には本気と茶目っ気が同居していました。
お正月は岡山に帰省し、両親と兄と過ごすという鈴鹿さん。
「この前はグランピングに行って、楽しかったです。家族は普段、僕の仕事についてほとんど何もいわないのですが、実家に帰って話すと、全部観てくれていることがわかって。ずっと見守ってくれていて本当にありがたいです」。
家族やファンの応援を力に変えて、さらなる飛躍を!
鈴鹿央士(すずか・おうじ)2000年岡山県生まれ。2018年モデルデビュー。映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞ほか数々の賞に輝く。ドラマ『君に届け』『ゆりあ先生の赤い糸』に出演中。W主演映画『PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』は2024年春公開予定。
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