かに蕪巻き
千枚漬けのように仕立てたかぶでかにの脚の身を巻いた一品。菊花を芯にしてギュッと巻きます。
【材料・作りやすい分量】
かにの棒身1本15グラム×16本、大かぶ1個、甘酢(水600ml 酢200ml 砂糖200グラム 昆布10グラム)、八方酢(酢300ml 薄口醬油・酒・みりん各50ml 砂糖50グラム 昆布20グラム)、菊花・酢各適量
【作り方】
12月30日(1)鍋に甘酢の材料を入れて火にかけ、砂糖が溶けたら冷ます。八方酢の材料を合わせておく。
(2)かぶは皮を厚くむき、スライサーで3ミリ厚さに切る。3パーセントの塩水に1時間つける。
(3)菊花は酢水でゆがいて水でさらす。
(4)(2)と(3)の水気をきって(1)の甘酢に別々に漬ける。
12月31日(5)かにの棒身は(1)の八方酢にさっと通してざるに上げる。
(6)(4)のかぶ2枚をずらして重ね、(5)を2本、(4)の菊花、(5)を2本の順にのせ(写真)、かぶできっちり巻き、切り分ける。
髙橋拓児さん(たかはし・たくじ)日本料理、仕出しに定評がある京都の料亭「木乃婦」の3代目主人。伝統的な京料理に科学的な調理技法を取り入れた料理を提案。日本の食文化を次代につなぐ活動にも尽力している。
京都市下京区岩戸山町416 TEL:075(352)0001
・この特集の一覧はこちら>>