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ふっくらつややかな「黒豆」の作り方。木乃婦主人・髙橋拓児さんのレシピ

2023.12.26

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特集 京都の料亭「木乃婦」主人に習う、一日でできる本格おせち」
家族揃って新しい年を無事に迎えられることに感謝し、手作りしたおせち料理をお正月に皆で囲む──日本人が大切にしてきた食文化です。この中から数品でもいいので手作りしてみましょう。家族の絆が今まで以上に深まるはずです。記事一覧>>

一日でできる本格おせち番外編
お正月の祝い膳に欠かせない、縁起や願いが込められた祝い肴。黒豆と数の子は、調理に少し時間がかかりますが、丁寧に手作りすればおいしさもひとしおです。

黒豆

まめに心を配って暮らせるようにと願いを込めて作る、祝い肴の一つ。2日かけてふっくらつややかに煮上げます。

【材料・作りやすい分量】

黒豆200グラム、A(水2L 還元鉄・重曹各小さじ1)、B(水1L 氷砂糖600グラム 酒300ml)

【作り方】

(1)鍋に黒豆とAを入れて1日つけてもどす。

(2)鍋を火にかけ、沸騰させないように約6~7時間煮る。水が少なくなってきたら水をたしながら温度を保つ。
(3)黒豆が指でつぶせるくらい柔らかくなったらそのまま冷ます。流水で鉄の味を抜き、手ですくって割れた豆をはじき、水気をきる。
(4)鍋にBを入れて火にかけ、氷砂糖が溶けたら(3)の黒豆を加える。ふつふつしてきたら落とし蓋をして弱火で45分煮る。そのまま冷ます。


髙橋拓児さん(たかはし・たくじ)
日本料理、仕出しに定評がある京都の料亭「木乃婦」の3代目主人。伝統的な京料理に科学的な調理技法を取り入れた料理を提案。日本の食文化を次代につなぐ活動にも尽力している。
京都市下京区岩戸山町416 TEL:075(352)0001

・この特集の一覧はこちら>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2024年01月号

家庭画報 2024年01月号

調理/髙橋拓児(木乃婦) 撮影/大道雪代 取材・文/西村晶子

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