そして、1月21日〜太陽(目標)と冥王星(死と再生)がそろって水瓶座入りします。
水瓶座1度は「古いレンガ造りの伝道書」というシンボルです。
キリスト教が海を越えて世界中の至るところに場所に広がっていったように、国家の壁を超えて至る所に思想や理念が広がって行く様を水瓶座の1度は表現しています。
水瓶座の前は山羊座で、山羊座はローカルな地域性を表していたので、その地域の伝統や価値観、経歴や肩書などその地域でしか通用しないようなものが、これまでは相当重視されていたということになります。
組織性や地域性が堅い殻を持って、長い時期維持されているようなイメージです。
そして、そんな殻を突き破って「外へ飛び出していく」のが水瓶座の特徴です。国の壁や違いをも乗り越えて「共通の情報」を広く伝えようとします。
少し前に海外のメディアが“日本のマスコミが扱わないこと”を大々的に取り上げ、それによって明るみになった某タレント事務所の騒動なんかは今を象徴している気がします。
ちなみに、真反対に位置する獅子座は、内面性や意欲が身体を突き破って外に飛び出していくイメージです。それと共に、水瓶座も地域性や国家の枠を突き破って外に広がっていくイメージと読めばいいと思います。
そして、この時期は、太陽、冥王星が揃って水瓶座入りするため、突き破る様がかなり強調されたものとして現れます。環境に合わせることなく「全く妥協しない形」でその衝動を強く主張してくるはずです。
また、水瓶座は、情にほだされないサインなだけに、日本が大切とする“共感的な合意的現実”や“共通認識”を根底から崩し、受け止め難い形として現れる気もします。
特に、自分の身体に沿った生き方(牡牛座)や、国の習慣や文化に沿った生き方(蠍座)を突き破って新しい「出来事」、もしくは「生き方やカルチャー」がはみ出してくるはず。
別の言い方をすれば、世論を権力が操れなくなった今のように、時代ももはやそこに合わせる気がないということなのかもしれません。
ジョニー楓さん
雑誌連載や、個人セッションなど多岐にわたって活躍し、著名人からの鑑定の依頼も絶えない。タロットカードや、ダイスなども使い複合的に占う。インスタグラム/公式ブログ
絵/植田志保(
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