〔特集〕「薄づきで心配」の思い込みを刷新!潤いとハリで七難隠す艶肌ファンデーション 素肌感を感じる仕上がりがスタンダードとなり、薄づきで艶やかに仕上がるファンデーションが増えています。幾つもの肌悩みを抱える家庭画報世代にとってはカバー効果が気になるところですが、最新型のファンデーションは化粧膜でカバーするのではなく潤いあふれる艶で肌を美しく見せる手法をとっています。選ぶアイテムやベースメイクのノウハウをアップデートして今の時代にふさわしい肌を手に入れましょう。
「エステ後のようなみずみずしさでカバー力は控えめなのに肌がきれいに見えますね」──床嶋佳子さん
ブラウス11万7700円/ドロシー シューマッハ パンツ7万5900円 セブンティ ヴェネツィア(ともにサン・フレール) ピアス49万5000円 リング55万円/ともにポメラート(ポメラート クライアントサービス)
家庭画報ビューティアンバサダー「床嶋佳子」さんが体験! ベースメイクの常識を今すぐアップデートしましょう
ベースメイクを何より重視しているという床嶋佳子さんが、艶肌づくりで定評のある長井かおりさんのメイクを体験。対談を通して床嶋さんの気づきと学びを振り返ります。
最新の商品を試しながら、ベースメイク談義に花が咲きます。薄づきのファンデーションは大人の肌には難しいと思っていたという床嶋さん。「肌がきれいに見え、長時間塗っていても心地いい。進化を実感しました」
重ねたファンデーションが高い肌映え効果をもたらす
長井 今日はSHISEIDOの最新ファンデーション(エッセンス スキングロウ ファンデーション SPF30・PA+++ 30ml 全12色 7590円/SHISEIDO)で肌をつくってみましたが、いかがでしたか。
ヘア&メイクアップ アーティスト
長井かおりさん
化粧品メーカーの人気ビューティアドバイザーとして百貨店に勤務したのち、2005年にヘア&メイクに転身。雑誌、広告、映像で活躍し、女性誌でのメイク連載や著書も多数。
「製品の進化が素晴らしいからこそ、それを生かす塗り方を知るべきと実感しました」──床嶋佳子さん
床嶋 みずみずしく艶やかで、化粧でつくった美しさというより、自分の肌がきれいになったような仕上がりですね。私が普段使っているものより薄づきでカバー力は控えめなので、はじめ顔全体に塗ったときは心もとなく思ったのですが、目の下から頰骨にかけてしっかり重ね塗りするテクニックで、コンシーラーを使わなくてもシミが目立たなくなりましたし、顔全体がきゅっとリフトアップされたようなメイク効果に驚きました。塗り方に強弱をつけるといいんですね。いつもは漫然と塗っているんだなと気がつきました。
女優
床嶋佳子さん
バレエダンサーとして活躍したのち、1988年より女優としてテレビ、舞台、映画、CMでマルチに活躍。週2回のジム通いとバランスを考えた食生活で健康美をキープする。
「効果が感じられない消極的なメイクではもったいない。ベースメイクも見せ場を理解することが大切です」──長井かおりさん
長井 二度塗りした部分は私が「美肌ゾーン」と呼ぶベースメイクの見せ場です。ここになめらかな艶があることで肌全体がきれいに見えるのです。コンシーラーは肌に自然に溶け込ませるのが難しいので、最小限に抑えたいですね。気になる濃いシミは隠すべきですが、薄いシミはファンデーションの厚みでカバーできます。