〔特集〕世界の社交場を訪ねて──華麗なるウィンターリゾート 冬のリゾートは、社交の舞台であり、家族団らんの場であり、そして一人静かにリフレッシュするリトリートの場でもあります。ウィンタースポーツだけでなく、絶景を眺めながらレストランで食事をしたり、スパで心身を休めたり……。子どもから大人まで、誰もが忘れられない体験ができる、銀世界のリゾートへとご案内します。
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世界に誇る日本のパウダースノーを楽しむ
北海道や岩手、長野の雪山やスキー場は、世界中のスキーリゾートを知り尽くした富裕層のスキーヤーをも魅了しています。2000メートル級の山に登らずとも、これほど手軽に、最高のパウダースノーと出合えるところは、ほかにはないからです。温泉や美食のレストランも揃い、冬の自然の恵みが溢れる、ウィンター・リゾート王国へと進化しています。
ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート(岩手・安比高原)
刻々と変化する雪景色を楽しめるラウンジ。夕刻には暖炉に火が灯される。
豊かな時間を楽しむラグジュアリーリゾートが東北に誕生
極上のパウダースノーが国内外のスキーヤーに愛される安比高原に2022年、「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」が誕生しました。
エントランスでは、八幡平の頂上付近でさまざまな自然条件が一致したときに見ることができる幻の絶景「ドラゴンアイ」がモチーフのアートがゲストをお出迎え。
300平方メートル超のメゾネットタイプの「プレジデンシャルスイート」。天井高5メートルの開放感溢れるリビングルームのほか雪景色を望む専用テラスも。
露天風呂とサウナを備えた温泉大浴場に加え、多くの客室が雪見の檜風呂を完備。
7タイプ・全38室の客室やパブリックスペースの大きな窓の向こうに広がるのは、白銀の大自然。ヨーロッパの高原リゾートを彷彿させる東北初のラグジュアリーリゾートは、開業早々から2年連続で旅行業界のアカデミー賞とも呼ばれる「ワールド・ラグジュアリー・ホテル・アワード」を受賞。プライベートジェットを飛ばして、いわて花巻空港経由で訪れる海外からのゲストも増えています。
ゲレンデビューと東北の美味を満喫
“アプレスキー”のメニューも充実。岩手ならではの旬の厳選素材を味わえる。ディナーコースから「岩手ブランド牛 3種」。岩手のワイナリーで醸造されたワインとのペアリングも楽しめる。
アフタヌーンティーのスイーツにも岩手産の生乳を使用。
館内のあちこちには地元岩手の伝統工芸品がさりげなく取り入れられ、メインダイニング「白露」のほか、宿泊者無料のラウンジでのアフタヌーンティーやアペロタイムのメニューにも、陸奥の特選食材や三陸の魚介類を贅沢に使用。
アラカルトのランチメニューより「八幡平サーモンのそば粉ガレット」3000円、「いわて牛 カツサンド」1万2000円。
夕食前のアペロタイムにはフィンガーフードとともにシャンパンなどのアルコールをフリーフローで楽しめる。
ゲレンデ直結のホテルのため、スキーの合間にお茶や食事に戻りやすいのはもちろん、スキーをしないゲストも、たっぷりとスノーリゾートの魅力を満喫できることでしょう。
雪原を散策するスノーシューツアーなどのアクティビティも充実。
2年連続で「ワールド・スキー・アワード」のジャパン ベスト スキーリゾート最優秀賞に輝く安比高原スキー場。「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」は19階建てのタワーを含む2棟からなる「ANAクラウンプラザリゾート安比高原」に隣接。右・安比高原スキー場開業以来、キャラクターとして愛されているうさぎ。
ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート住所:岩手県八幡平市安比高原117-46
TEL:0195(68)7550
料金:1室2名利用で1泊2食付き1名6万円~(サービス料、入湯税別 シーズンにより変動)
IN15時~24時/OUT11時
盛岡駅から車で約60分
(次回へ続く。
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