〔特集〕世界の社交場を訪ねて──華麗なるウィンターリゾート 冬のリゾートは、社交の舞台であり、家族団らんの場であり、そして一人静かにリフレッシュするリトリートの場でもあります。ウィンタースポーツだけでなく、絶景を眺めながらレストランで食事をしたり、スパで心身を休めたり……。子どもから大人まで、誰もが忘れられない体験ができる、銀世界のリゾートへとご案内します。
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世界に誇る日本のパウダースノーを楽しむ
北海道や岩手、長野の雪山やスキー場は、世界中のスキーリゾートを知り尽くした富裕層のスキーヤーをも魅了しています。2000メートル級の山に登らずとも、これほど手軽に、最高のパウダースノーと出合えるところは、ほかにはないからです。温泉や美食のレストランも揃い、冬の自然の恵みが溢れる、ウィンター・リゾート王国へと進化しています。
皆川賢太郎(みながわ・けんたろう)さん
元アルペンスキー日本代表 岩手ホテルアンドリゾート顧問 兼 リゾートカンパニー カンパニー長
1977年新潟県生まれ。アルペンスキー日本代表として冬季五輪に4大会連続出場。2006年トリノ五輪で4位に入り、日本人として50年ぶりの入賞を果たす。一般財団法人「冬季産業再生機構」会長も務め、日本のスキー場の再興や雪資源を守る活動に尽力している。
安比高原を、アジア屈指のスノーリゾートに
「パウダースノーに恵まれ、多彩なコースを備える安比高原スキー場は、今、さらなるラグジュアリー化を進めています。キャット(雪上車)で山頂に登ってのパウダーエリアでの滑走や、大自然の中スノーシューでの散策は、雪と触れ合う楽しみをより広げてくれるのではないでしょうか。
今季より導入されたリフト券「ブラックパス」(大人1日3万3000円)ではリフトの搭乗やフードコートの優先に加え、朝一番のファーストトラックでの滑走も可能。
写真家の蜷川実花氏の作品によるアートゴンドラも。
今季はハイエンドモデルのスキーアイテムのレンタルなどを行うエグゼクティブラウンジもオープンしました。これまで世界1800以上のスキー場で滑ってきましたが、安比高原スキー場には世界のスキーリゾートと肩を並べられる可能性や魅力が十分にあると感じています」
日本初のラグジュアリー・レンタルステーションには、スキーやスノーボードの新作モデルが並ぶ。
(次回へ続く。
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