〔特集〕世界の社交場を訪ねて──華麗なるウィンターリゾート 冬のリゾートは、社交の舞台であり、家族団らんの場であり、そして一人静かにリフレッシュするリトリートの場でもあります。ウィンタースポーツだけでなく、絶景を眺めながらレストランで食事をしたり、スパで心身を休めたり……。子どもから大人まで、誰もが忘れられない体験ができる、銀世界のリゾートへとご案内します。
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世界に誇る日本のパウダースノーを楽しむ
北海道や岩手、長野の雪山やスキー場は、世界中のスキーリゾートを知り尽くした富裕層のスキーヤーをも魅了しています。2000メートル級の山に登らずとも、これほど手軽に、最高のパウダースノーと出合えるところは、ほかにはないからです。温泉や美食のレストランも揃い、冬の自然の恵みが溢れる、ウィンター・リゾート王国へと進化しています。
カノリーリゾーツ白馬(長野・白馬村)
白馬三山を模した合掌造りの屋根が特徴のリゾートの建物。
オーダーメイドの過ごし方ができる
一日一組のプライベートヴィラ
白馬愛溢れるスキー愛好家たちが10年かけて作り上げた理想郷「カノリーリゾーツ白馬」。最大限にもてなすために、ゲストは一日一組限定です。
滞在を快適にサポートしてくれるバトラーサービス。要望は、専用の直通携帯電話へ。
バトラーサービスつきで、地元の人脈を生かしてあらゆる望みを実現。誰も足を踏み入れていない早朝のゲレンデを独り占めすることも可能です。
客室は3つあり、複数家族や3世代で宿泊可能。庭に面した広々としたリビングも。
3つの客室には、白馬三山にちなんだ名前がつけられている。全室バスルーム付き。写真は、90平方メートルを誇る「白-SHIRO」。バルコニーと、ライブラリーのある談話室も併設。ほかには、和室の「鑓-YARI」、露天風呂に一番近い「杓-SHAKU」がある。
キッチンつきで、ワイングラスや器も各種が充実し、地元の食材で鍋料理を楽しむこともできるように土鍋も用意。
極上の肉料理や名店の味も貸し切りで
出張料理に協力している名店は、「鮨 さいとう」「軽井沢くろいわ 無二(和食・懐石料理)」など多彩。出張費や料理の代金は店により異なる。
リゾート内には、スキーの合間に気軽にピザが楽しめる「サンフェルモ」がある。
リゾートの食は厳選した黒毛和牛のエキスパートで知られる「ヤザワミート」が監修していることから、長年、飲食業界で培ってきたネットワークを駆使し、予約の取りづらい全国の名店に出張料理を依頼できるなど、他にはない美食体験ができるのも魅力。
「灼麓館」では、コース料理を提供。メイン料理の目玉は、36か月肥育された神戸ビーフと信州新町のブランド羊、峯村サフォーク。
牛肉は最後に一気に強火で焼き上げることで、肉の繊維が開いて、席に届いたときに最も柔らかくなるそう。
併設のステーキダイニング「灼麓館(シャロッカン)」は宿泊者だけが利用できるレストランとなるため、プライベート感ある空間で極上の熟成牛肉や長野のブランド羊肉を味わえます。
白馬姫川温泉を楽しむことができる露天風呂は24時間入浴可能。
外から直接アクセスできる「ドライルーム」を完備。また、事前にリクエストしておけば、レンタルウェアやシューズなどをここに用意してくれるので、到着後すぐに着替えてゲレンデへ向かうことが可能。
リゾートでは「無理難題も大歓迎」とのことなので、まずは一度叶えてみたかった願望をリクエストしてみてはいかがでしょうか。スタッフとの温かな交流を通して、白馬を第二の故郷のように感じ、再訪を誓いたくなるはずです。
独自のアクティビティはナイトゴンドラを貸し切り白馬の星空を独り占めできる「星空ツアー」(52万5000円)。また早朝の八方尾根ゲレンデを貸し切りで使用できる「ファーストトラック」(57万5000円)も。
スキーを履いたまま飛行を楽しめる「スノーパラグライディング」(1名1万6500円)。
冠雪した白馬三山。
カノリーリゾーツ白馬
住所:長野県北安曇郡白馬村北城1278-23
TEL:0261(85)0550
料金:6名(最大10名)まで利用でき、素泊まりで1棟20万〜80万円(※シーズンにより変動)アクティビティ、食事はすべて別途。
IN12時〜21時/OUT12時
長野駅、松本駅、白馬駅、松本空港など送迎サービスあり。
(次回へ続く。
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